仙台出身のお笑いコンビ「サンドウィッチマン」が20日、「東北魂チャリティーライブ」の前に会見を開き、所属事務所「グレープカンパニー」が、東日本大震災の被災地支援のチャリティーライブを5月から毎月開催することを発表した。4月に第1子の男児が生まれた富澤たけしさんは「本当に可愛い。“希望の光”じゃないですけど、(震災で)子供を亡くした方もいらっしゃるんで、すごく愛情を持って育てたい」と語っていた。
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「サンドウィッチマン」の2人は、テレビ番組のロケ中に宮城県気仙沼市で被災。車で山の上に避難し、近くのホテルのロビーで一夜を過ごした。3月16日に会見を開き、その時の惨状を報告し、義援金の募金、募集やチャリティーライブの開催を提案し、「東北魂チャリティーライブ」を実現した。
ライブについて、伊達みきおさんは「これから何年になるかわからないですが、ずっと長いことやっていきたい。やることが大事だと思うんで」と力強く語り、今回のライブの売り上げ全額を義援金として寄付することを表明。また、27日に、今までに集まった義援金を宮城県庁に直接届けることも明かした。
会見には、2人のほか、気仙沼市出身のマギー審司さんと生島ヒロシさん、栗原市出身の狩野英孝さん、チャリティーライブに賛同したという秋野暢子さんも登場。震災で祖母ら親族を亡くしたマギーさんは「元気にいることが亡くなった方に対する恩返しだと思うんで、僕らが明るくしなければいけないんじゃないかと。みんなで笑いながら、楽しく支援ができればいいなと思ってます」と話していた。
ライブには、ほかにトミドコロさんやたいがー・りーさんなども出演。月1回開催予定だが、6月のライブ詳細は未定という。(毎日新聞デジタル)