尾野真千子:本場のだんじりの迫力を活力に NHK朝ドラ「カーネーション」撮影で

だんじりのシーンを撮影した尾野真千子さん(前列右から3人目)ら「カーネーション」の出演者=NHK提供
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だんじりのシーンを撮影した尾野真千子さん(前列右から3人目)ら「カーネーション」の出演者=NHK提供

 女優の尾野真千子さん(29)の主演で、デザイナーのコシノ3姉妹の母・小篠綾子さんをモデルにした11年秋のNHK連続テレビ小説「カーネーション」の第1回の見せ場である大正時代のだんじり祭りのシーンの撮影が22日、東映太秦映画村(京都市)で行われた。大阪府岸和田市から参加した250人のエキストラが高さ3.84メートル、重さ4.5トンにもおよぶだんじりを引くシーンの撮影を終えて、尾野さんは「やっぱりすごかったです。本番の祭り(9月)が一層見たくなりました。だんじりを見たり、その迫力ある掛け声を聞いたりして、これから約9カ月間頑張っていく活力をもらいました」と長丁場の撮影への意気込みを語った。

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「カーネーション」は、大正2年、大阪・岸和田の呉服商の娘として生まれたヒロインの小原糸子(尾野さん)が「女にしかできんことを見つけて自由に生きたい」と裁縫の道を選ぶ。父の反対を押し切って女学校を中退し、ミシンの修業を積んで、20歳のときに洋装店を開業。22歳で結婚するが、3人目の子どもを身ごもったとき、夫は出征先で戦死、女手一つで娘3人を育てることになる。糸子と、個性あふれる3姉妹が織り成す涙と笑いの子育て奮闘記。

 当日は、クランクインから1週間目で、尾野さんは「(現在演じている糸子が)14歳ということで、結構テンションを上げて、いつもにこにこ、走って、騒いで、けんかして、というのが続いていますが、楽しんでいます」と笑顔で語った。

 この日から、糸子の同級生の吉田奈津役の栗山千明さん(26)やだんじりの大工方である安岡泰蔵(須賀貴匡さん)の妻・八重子を演じる田丸麻紀さん(32)も撮影に参加した。ドラマは10月3日~12年3月31日に放送予定。全151回。(毎日新聞デジタル)

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