アイドルグループ「AKB48」の姉妹ユニットで大阪・難波を拠点に活動する「NMB48」が4日、7月20日にシングル「絶滅黒髪少女」でCDデビューすることを発表した。4日に「TOKYO DOME CITY HALL」(東京都文京区)で行った公演で2000人のファンを前に公表した。公演前に会見したキャプテンの山本彩(さやか)さん(17)は「恥ずかしくないように結果を残したい」、メンバーの渡辺美優紀さん(17)は「(オリコンランキングで)1位を取りたい」と抱負を語った。また同ランキングの週間チャートで1位を取れなかった場合には「ブルマ姿で公演を行う」と“公約”した。
あなたにオススメ
「豊臣兄弟!」では池松壮亮が! 大河ドラマ“秀吉俳優”史を振り返る
NMB48は、「AKB48」と同じく秋元康さんがプロデュースを手がけたアイドルグループ。名古屋・栄を拠点に活動する「SKE48」に続き、今年元日に劇場デビューした。チームNに16人、研究生として9人が所属。現在までに劇場公演で約3万人を動員し、大阪を中心にさまざまなメディアで21本のレギュラーを抱えている。AKB48の22枚目のシングル曲の選抜メンバーを決める「第3回 AKB48選抜総選挙」で5月25日に発表された投票速報では、山本さんが25位、渡辺さんが34位だった。
デビューシングル「絶滅黒髪少女」は、秋元さんが作詞、飯田建彦さんが作曲した。女性の黒髪について歌う内容で、曲の最後の決めポーズで正座をし、三つ指をつくユニークな振り付けが特徴。通常盤2種と劇場盤の計3種が発売される。
デビュー曲について山本さんは「AKB48さんやSKE48さんが歌ったことのない曲調。これからどんなふうに自分たちの色に染めていけるか楽しみ」とコメント。メンバーの山田菜々さん(19)は「半年でデビューしていいんかなという気持ちもある。でもせっかくチャンスをいただいたのでAKB48、SKE48に並べるグループになるための第一歩として頑張りたい」と話した。またAKB48らに負けないポイントを聞かれると渡辺さんは「(大阪ならではの)笑いへのこだわりの強さです」とアピールした。
“公約”は、罰ゲームとして観客が喜ぶだろうという意図でメンバーが考案したというが、会見で山本さんらメンバーは顔を見合わせて口々に「(ブルマ姿での公演は)絶対嫌です」と話し、山本さんは「ブルマをはかなくて済むように頑張りたい」と決意を新たにしていた。1位になった場合には、お笑いコンビ「ブラックマヨネーズ」「フットボールアワー」、お笑いコンビ「南海キャンディーズ」の山里亮太さん(34)らから、レッスン靴などの“ごほうび”がもらえることも発表された。(毎日新聞デジタル)