野村美月:新作2作が早くも登場 源氏物語がベースのミステリーと女装少年のコメディー

野村美月さんの新作「“葵”ヒカルが地球にいたころ..(1)」と「ドレスな僕がやんごとなき方々の家庭教師様な件」
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野村美月さんの新作「“葵”ヒカルが地球にいたころ..(1)」と「ドレスな僕がやんごとなき方々の家庭教師様な件」

 累計250万部の売り上げを誇る人気ライトノベル「“文学少女”」シリーズの野村美月さんが新作2作品を発表した。一つは、「“文学少女”」シリーズと同様に竹岡美穂さんがイラストを手がけた学園ミステリー「“葵”ヒカルが地球にいたころ..(1)」(エンターブレイン・ファミ通文庫)。もう一つは、karoryさんがイラストを手がけた女装少年が主人公のコメディー「ドレスな僕がやんごとなき方々の家庭教師様な件」で、ファミ通文庫の公式ウェブマガジン「FB Online」で連載を開始した。「“文学少女”」シリーズは4月30日に完結したばかりで、たちどころに新作が2作が発表されることとなった。

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「“葵”ヒカルが地球にいたころ..(1)」は、主人公の是光の前に、幽霊であり恋多き学園の「皇子」ヒカルが現れ、「心残りがあるんだ」と告げるところから始まる。是光は、ヒカルの「心残り」と関係のある「葵の上」こと左乙女葵に話をするが、相手にされず、生徒会長の斎賀朝衣にも不審がられるハメに。そんなとき、ヒカルの死にまつわるうわさを耳にして……というストーリー。物語は、「源氏物語」をベースに展開される。

「ドレスな僕がやんごとなき方々の家庭教師様な件」の主人公は、浪人生のシャール。彼の双子の姉・グリンダは、ウィストリア皇国が誇る若き天才で、同盟国のエーレン王室の家庭教師に任じられるが、突然失踪してしまい、代役として白羽の矢が立ったのが弟のシャールだった。彼は女装して王国に家庭教師として赴くが……というストーリー。同作は、はる桜菜さん作画でマンガ化され、24日からウェブコミック「コミックビーズログ エアレイド」で連載が始まる。(毎日新聞デジタル)

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