注目映画紹介:「ハングオーバー!!」 ヒットコメディーの続編 今度はタイで二日酔い

「ハングオーバー!! 史上最悪の二日酔い、国境を越える」の一場面 (C)2011 WARNER BROS.ENTERTAINMENT INC.AND LEGENDARY PICTURES
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「ハングオーバー!! 史上最悪の二日酔い、国境を越える」の一場面 (C)2011 WARNER BROS.ENTERTAINMENT INC.AND LEGENDARY PICTURES

 米コメディー映画「ハングオーバー!! 史上最悪の二日酔い、国境を越える」(トッド・フィリップス監督)が7月1日、公開される。ゴールデングローブ賞ミュージカル・コメディー部門を受賞したヒット作「ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い」の続編で、09年に全米で公開されるや、R指定コメディーとして史上最高の興行収入2億7700万ドル(約222億7000万円)をたたき出した話題作だ。

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 歯科医ステュ(エド・ヘルムズさん)が結婚することになり、フィル(ブラッドリー・クーパーさん)ら悪友たちとその家族は、挙式が行われるタイを訪れた。ところが前作に続き、結婚式前に羽目を外した彼らが目覚めた場所は見知らぬ部屋。そして新婦の弟はいなくなり、サルが1匹迷い込んでいた。二日酔いで記憶が“飛んで”しまった彼らは、目前に迫った結婚式に間に合うよう、消えた弟を探し出すべく、前作以上の奮闘を見せる。クーパーさんらキャストは前作に引き続き出演している。

 柳の下にいつもどじょうはいないというように、“2匹目のどじょう”を狙うと往々にしてコケるもの。フィリップス監督はそれを意識してか、1作目と構成上、似ている点を持たせてはいるが、同時に別のオリジナル映画のようなインパクトを持たせるために、舞台を米国からタイのバンコクに移動。そこで“薬の売人”とのやりとりやカーチェイス、暴動、さらに銃撃戦を展開させ、前作以上となるアクション満載の映画に仕立てた。

 ザック・ガリフィアナキスさんが演じる自称“専業ニート”アランの変人ぶりも健在だが、彼以上の存在感を見せているのが、サル。たばこをふかすなど人間顔負けの演技を見せるが、演じているのはクリスタルという17歳のオマキザルだ。これまで「ドクター・ドリトル」シリーズなどの動物ものから、「インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国」といったアクションもの、さらには西部劇「3時10分、決断のとき」にも出演している大ベテランで、“彼女”の演技にも注目だ。7月1日から丸の内ピカデリー(東京都千代田区)ほかで公開。(りんたいこ/毎日新聞デジタル)

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