ゲーム市場:人気タイトル不在で調査開始以来初の2000億円割れ

 11年上半期の国内家庭用ゲーム機の市場規模が前年同期比15.9%減の1919億8000万円だったことが、このほどゲーム雑誌「ファミ通」を発行するエンターブレインの調べで明らかになった。同市場が2000億円を割り込むのは、同社が半期ごとの集計を始めた03年以降初めて。

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 調査は、10年12月27日~11年6月26日を対象に週単位でゲーム機やゲームソフトの売り上げを計算して算出した。上半期の最高は、07年の約3189億円だった。

 内訳は、ゲーム機が前年同期比8.8%減の798億1000万円、ソフトが同20.4%減の1121億7000万円。前年同期は「ニュー・スーパーマリオブラザーズ Wii」(Wii)など販売数100万本を超える人気作が4タイトルあったが、今期で最も売れたのは10年12月1日に発売した「モンスターハンターポータブル 3rd」(PSP、カプコン)の97万本(ソフトの販売累計は約445万本)。期間中の新規タイトルでは3月に発売された「ドラゴンクエストモンスターズジョーカー2 プロフェッショナル」(DS、スクウェア・エニックス)の47万本が最高だった。また東日本大震災の影響や、2月に発売された携帯ゲーム機「ニンテンドー3DS」などの伸び悩みも響いたという。(毎日新聞デジタル)

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