山田孝之:低予算だからこそ「やりたい放題」 出演者が次々と裏話を暴露

ドラマ「勇者ヨシヒコと魔王の城」の会見に出席した山田孝之さん
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ドラマ「勇者ヨシヒコと魔王の城」の会見に出席した山田孝之さん

 俳優の山田孝之さん(27)が5日、東京都内で行われたドラマ「勇者ヨシヒコと魔王の城」(テレビ東京系)の完成披露会見に登場した。山田さんは「ミスター山田です」とあいさつした後、「スタートしてからはやりたい放題、好き勝手にやらせてもらいました。こんな時期だからこそ何も考えず、何も得ることがないドラマ。面白いドラマです。ぜひ見てください」とあいさつし、会場は大爆笑だった。

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 ドラマはオリジナル作品で、同局の金曜深夜「ドラマ24」枠で放送される。すべてが深い森に覆われているファンタジーの世界が舞台。謎の疫病が流行し多くの人々が命を落とす中、まじめでお人よしな青年・ヨシヒコ(山田さん)が勇者に選ばれ、疫病を直すための幻の薬草と、先に薬草を求めて旅立ったがいまだに戻らない父、テルヒコを捜す旅に出る……というストーリー。ヨシヒコを敵だと思っている娘、ムラサキを木南晴夏さん、弱い呪文しか使えない魔法使いのメレブをムロツヨシさん、ヨシヒコの妹、ヒサを岡本あずささんが演じるほか、佐藤二朗さんや宅麻伸さんも出演。「33分探偵」、「東京DOGS」など異色の作品を手がけてきた福田雄一さんが脚本と監督を担当している。

 福田さんは「予算がないということばかり聞いていたので、予算がないからこそやっちゃいけない冒険活劇をやらせてもらった」と明かし、ドラマの中と同じく“やりたい放題”の制作会見となった。ムロさんは「ドラマの制作会見は初めて」と大はしゃぎで、戦士役の宅麻さんは「これまでもドラマ(の役)で闘ってきたけれど、段ボールと闘ったのは初めて」と語り、また先日最終回を迎えたTBS系の人気ドラマ「JIN−仁−」で福田玄孝役を演じ、今回は仏を演じる佐藤さんは「『JIN−仁−』の剃髪姿は特殊メークで着けるのに1時間かかるが、今回のドラマの頭のボツボツは7秒。テレビ東京のこの枠のダイナミズムを感じた」と低予算ならではの“苦労”を口々に暴露した。ドラマは8日から毎週金曜深夜0時12分に放送。(毎日新聞デジタル)

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