タレントで女優としても活躍する小池栄子さんが主演のケータイドラマ「エセ肉食女の恋愛事情」がBeeTVで配信中だ。ドラマは、気づいたらもう33歳、8年も恋愛をしていなかった……というキャリア女性・まどかの仕事と恋愛を描いたラブコメディー。全12話のうち、4日に9話が配信され、物語はいよいよ佳境に入った。等身大の女性を演じる小池さんに、プライベートや自宅での過ごし方について聞いた。(毎日新聞デジタル)
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プライベートでは「おとなしい方」と自身を評価する小池さん。休みの日は「家でテレビやDVDを見たり、近所へ出掛けたりしています」という。だが、今回のケータイドラマの劇中では、ことあるごとに女性の友人たちとランチを食べに出掛けたり、お酒を飲みに行ったりしているが、実際の小池さんも「食べたり、(お酒を)飲んだりすることは好き。友だちとよく行きますよ。ワインや日本酒を飲んでいます」と社交的な雰囲気を醸し出していた。
劇中のまどかは、仕事にまじめで表面的には強く見えるが、一人になると思い悩んだりする女性。小池さん自身も「物事をはっきり言うので強い女子に見られがち。どうしよう……と思っていても大丈夫なふりをしたりするところが似ている」といい、「耐えられなくなって泣いてしまったりする弱い部分もある」と役柄との共通点を明かした。一方、恋愛におくてな“草食女子”のはずなのに、外見や仕事ぶりから周囲に“肉食女子”と認定されている“エセ肉食女子”というまどかの恋愛に対する姿勢と、実際の小池さんとは異なるようで「好きな人には自分からアプローチするタイプなので“肉食系”ですね」と話す。
レギュラーで出演するトーク番組のほか、映画や舞台で女優として忙しく活躍する小池さんだが、ストレスや疲れを解消する方法を聞くと、「家でテレビを見ているとき」だという。「結婚してから気づいたんですけど、よく家でテレビを見ながら一人でブツブツ文句を言ってる(笑い)」と明かし、バラエティー番組などを見て「私だったら(トークで)こう返すな」などと独り言を言いながら見ているそうだが、そういうふうに“突っ込み”を入れることがストレス解消につながっているよう。「世の中の奥様方がこうやってテレビを見て、帰ってきただんなさんに『ねえねえ、あの子ね……』って話すんだなって思いました。タレントは女性に好かれると人気が出るっていうのが分かります」と妻としての余裕の表情で笑った。
<プロフィル>
80年11月20日生まれ、東京都出身。98年に「美少女H」(フジテレビ系)でドラマデビュー。現在、経済トーク番組「カンブリア宮殿」(テレビ東京系)や「あなたが主役 50ボイス」(NHK)などのレギュラー番組を担当。女優としてはNHK連続テレビ小説「こころ」(03年)、NHK大河ドラマ「義経」(05年)、「大奥~華の乱~」(フジテレビ系)などに出演し、08年に映画「接吻」で主演して第63回毎日映画コンクール女優主演賞など多くの賞を獲得した。10年は映画「パーマネント野ばら」「乱暴と待機」など4作品の映画と「宿命 1969−2010 −ワンス・アポン・ア・タイム・イン・東京−」など二つのドラマに出演。11年は4月に出演した映画「八日目の蝉」が公開されたほか、8月から上演される劇団☆新感線の舞台「いのうえ歌舞伎『髑髏城の七人』」、12月公開予定の映画「RAILWAYS 愛を伝えられない大人たちへ」(蔵方政俊監督)に出演する。ケータイドラマ「エセ肉食女の恋愛事情」は5月20日から携帯電話放送局「BeeTV」で配信されており、毎週月曜日更新。1話約10分、全12話。