10代限定のロック・フェスティバル「閃光(せんこう)ライオット2011」の特別応援ガールに就任した女優の北乃きいさん(20)が19日、東京都内で記者会見し、一昨年同イベントに参加した時の様子を熱く語った。北乃さんは「野外でライブを見に行ったことがなかったのですごく印象的。パワーがすごくて、熱かった。みんなが一つになった感じで、バンドっていいなと思いました」と話し、10代でやり残したことは「バンドです。制服を着てやりたかった」とうらやましそうに話した。
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「閃光ライオット」は、TOKYO FMの10代向けラジオ番組「SCHOOL OF LOCK!」とソニーミュージック主催で08年から開始された参加型ロックフェスティバル。初代優勝バンド「Galileo Galilei」や「ねごと」をはじめ、出場者は次々とメジャーデビューしており、音楽業界関係者からも注目を集めている。
音楽について、北乃さんはドライブで聴くのは「長渕剛さんとか松田聖子さんとか、父の車に入っている曲を聴いてます」と照れながら明かし、「一番好きなのは(長渕剛さんの)『ひまわり』。1回聴いただけじゃまねできない感じがいい。練習しがいがありませんか?」とカラオケ好きも明かした。最近カラオケに行ったのは「台湾で一人カラオケしました。台湾の子は(一人カラオケ)しないみたいで、驚いたみたいですね」と話し、報道陣を笑わせていた。
また、これから同イベントに出る人や、オーディションなどを受ける人に向けてのアドバイスを聞かれると、北乃さんは「私に聞かない方がいいかもしれない……私いつも駄目なんで」と困った表情を見せた。「『笑って』と書いてあるシーンでわざと泣いたりとかして落とされたりする(笑い)。オーディションの、その場を楽しみたい。みんなと違うことをしたくなっちゃうんです」と自身の体験を明かし、「それでも、呼んでもらうこともある。やっぱり印象に残ることが大事だと思うんです」と独自のオーディション攻略法を明かした。
今年の「閃光ライオット2011」は、1月から募集を開始し、東日本大震災の影響で一時募集を中断したが、再開後も応募の勢いは衰えず、5月20日の締め切りまでに届いた応募総数は約1万通。現在は一般観覧制ライブ審査となる3次審査に向けて準備中。最終選考のファイナルは9月4日、日比谷野外大音楽堂(東京都千代田区)で開かれ、10組前後が登場の予定。審査は会場オーディエンスからの人気投票と、ラジオパーソナリティーのとーやま校長、やしろ教頭らスタッフによる厳正な協議の上、グランプリを1組決定する。入場無料。(毎日新聞デジタル)