女優の深田恭子さん(28)が、70年代にヒットしたアクションマンガを瑛太さん主演で実写映画化した「ワイルド7」(羽住英一郎監督)で、人生初のガンアクションに挑戦している。これまでの女性らしく、ほんわかとしたイメージから一転、謎の美女・ユキ役で「バイクに乗ったり、ガンアクションがあったり、この映画では今までに演じたことのないワイルドな女性の役に挑みました」という深田さん。「洋画のような迫力のあるエンターテインメント作品になると思いますので、ぜひご期待ください!」とコメントしている。
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深田さんが演じるのは、美しいが影のある謎の美女・本間ユキ。かつてショッピングモール爆破事件に巻き込まれて家族を失い、深いトラウマを抱えながら生きていたが、主人公の「ワイルド7」のリーダー・飛葉と出会い、互いに正体を知らぬまま、次第に心引かれていく……という役どころ。深田さんの熱演に、羽住監督は「思わず吸い込まれてしまいそうな美しさの中に秘めた強い信念を見事に表現してくれた。かなりハードなシチュエーションの撮影が続く中、まったく動じない堂々とした立ち居振る舞いには、その根性に驚かされつつも見ていて痛快な気分になりました」と絶賛。「現代によみがえったダーティーヒーロー『ワイルド7』の姿とともに、ヒロイン・ユキの美しさと大胆な存在が、観客たちの度肝を抜いてくれると思います!」と自信を見せている。
「ワイルド7」は、69~79年に「週刊少年キング」(少年画報社)で連載された、悪人からスカウトされた白バイの警察官が、悪人を問答無用に裁くという望月三起也さんの痛快アクションマンガ。72~73年にはテレビドラマが全25話で放送された。望月さんはその後、「新ワイルド7」「続・新ワイルド7」「飛葉」などの続編を発表、94年にはOVA化もされた。
映画は、警視正・草波勝(中井貴一さん)の発案で警視庁内に作られた、重大な犯罪歴を持つ7人のメンバーからなる超法規的機関「ワイルド7」の活躍を描く。ある日、殺人ウイルスを東京上空から散布すると脅迫する事件が発生し、リーダー・飛葉(瑛太さん)ら「ワイルド7」のメンバーが、犯人グループの正体をつかむため東京中をバイクで走り回る……という物語。ワイルド7のメンバーを、瑛太さんのほか、椎名桔平さん、「関ジャニ∞」の丸山隆平さん、阿部力さん、宇梶剛士さん、平山祐介さん、松本実さんが演じるほか、本仮屋ユイカさん、要潤さんらも出演する。ワーナー・ブラザース映画の配給で、12月21日から全国ロードショー予定。(毎日新聞デジタル)
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