パンダの力で日本の子どもたちを元気にするプロジェクト「全日本パンダサミット2011」の一環として、「動物園ふれあいイベント」が7日、仙台市の同市八木山動物公園の「ふれあいステージ」で開催された。イベントには、大丸松坂屋百貨店のキャラクター「さくらパンダ」ら4体のパンダの着ぐるみが登場し、じゃんけん大会や記念撮影を行い、集まった子どもたちから大きな歓声が上がった。
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「全日本パンダサミット2011」は、大丸松坂屋百貨店のキャラクター「さくらパンダ」が“発起パンダ”となり、7月に発足したプロジェクト。「さくらパンダ」をはじめ、東京都台東区の上野観光連盟「うえのパンダくん」やマリアナ政府観光局の「サイパンだ!」、キリンビバレッジの「生茶パンダ先生」、鳥取県大山町の「むきぱんだ」のパンダキャラクターが賛同し、子どもたちを元気にするために活動している。「動物園ふれあいイベント」を盛岡市の同市動物公園でも7月30日に開催したほか、ツイッターのプロフィル写真をパンダ風に変換できるウェブサービス「パンダジェネレータ」(http://sakura-panda-kan.jp/pandasummit/)の提供、オリジナルテーマソング「We are PANDA!」とミュージックビデオの制作なども行っている。
仙台市八木山動物公園は、46年の歴史がある動物園で、ゾウやキリン、ダチョウなどの動物を一つのスペースに集め、野生の環境を再現した「アフリカ園」やライオンやトラ、ホッキョクグマを見られる「猛獣舎」を展示。東日本大震災の影響で3月12日から一時閉園していたが、4月23日には営業を再開している。イベント当日は、夏休み中ということもあり、多くの子どもたちが訪れ、900人の人出でにぎわった。
イベントは、遠藤源一郎園長が「動物園にパンダが来てくれたらいいのになあと思っていたら、パンダ界のスーパースターが集まってくれました」とあいさつ。子どもたちが「パンダさーん」と一斉に呼ぶと、「さくらパンダ」ら4体が登場した。司会者がそれぞれパンダの名前や特徴を紹介すると、子どもたちは早速、名前を覚えたようで、名前を呼びかけていた。じゃんけん大会では各パンダと子どもたちが対決し、勝利した5人にプレゼントが手渡された。最後は、集合写真の撮影や各パンダとの撮影会が行われ、多くの子どもがカメラに向かって笑顔を振りまいていた。
参加した子どもたちは「さくらパンダが一番好き。ピンクが可愛いから」「パンダと一緒に写真撮って、バイバイしたよ」「パンダたちの名前、ぜんぶ覚えたよ」と笑顔で話していた。「さくらパンダ」は「みんなが笑顔になってくれてとってもうれしかったまつぅ!」と喜びのコメントを寄せている。主催者の大丸松坂屋百貨店の洞本宗和さんは「パンダたちが登場した瞬間、子どもたちがはじけるような笑顔を見せてくれて感激しています。子どもたちを元気にしたいという思いで始めたプロジェクトですが、こちらが元気をもらった気がします」と話した。
イベントの模様は、制作中の「We are PANDA!」のミュージックビデオに収録される予定。(毎日新聞デジタル)
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