ドリカム：9年ぶり米国ツアー“完走”　全曲日本語ライブにNYも熱狂

　2人組ユニット「DREAMS COME TRUE」が10日、9年ぶりとなる米国ツアー「DREAMS COME TRUE WONDERLAND 2011， THE NIGHT WITH DREAMS COME TRUE in the USA」（通称「ドリカムの夕べ in USA」）の最終公演をニューヨークで開催した。ドリカムとしては異例の750人収容という小規模ライブハウスで開催されたこの日の公演は、ヒット曲「何度でも」「うれしい！たのしい！大好き！」「決戦は金曜日」「LOVE LOVE LOVE」「未来予想図2」などすべての曲を日本語で披露。観客の目の前でパワフルなパフォーマンスを繰り広げ、超満員の観客を熱狂させた。　

あなたにオススメ

“あの頃”のジャンプ：実写ドラマ化も話題「ウイングマン」　1983年を振り返る

　今回の米国ツアーは、1日にロサンゼルス、3日にカリフォルニア州アナハイム、5日にシアトル、9日、10日にニューヨークという北米4都市全5公演が行われた。チケットはすべてソールドアウトで、5公演で6500人を動員した。海外ツアーは、全編英語で歌われた02年の「2002：monkey girl odyssey us-mix」、「2002：monkey girl odyssey west coast-mix」以来、約9年ぶり。

　10日の公演は、マンハッタンのライブハウス「Highline Ballroom」で行われ、ボーカルの吉田美和さんは「3月11日に日本で震災が起きた時、ニューヨークにいるみんなも遠く離れた日本に対して、いろいろな思いを持ちながら日々を過ごしたんじゃないかなって思う。『ワンダーランド』の大きなセットを全部は持って来られないけど、フルメンバーで、日本でやっている『ワンダーランド』の縮小版みたいなものをアメリカのみんなの前でやろうと思って」と9年ぶりのツアー開催の経緯を説明。「ここでみんなの気持ちをいっぱい受け取って、日本に持って帰りたいと思っています。そして、みんなから受け取った気持ちを日本のみんなに伝えていければなって。だから今日は全曲日本語で歌うし、日本語でしゃべりまくるからね！」とファンに呼びかけていた。（毎日新聞デジタル）