注目ドラマ紹介:「カレ、夫、男友達」 真木よう子主演で三姉妹の恋と飛躍描く 江國香織の小説をドラマ化

「カレ、夫、男友達」の会見に出席した(左から)夏帆さん、真木よう子さん、木村多江さん=NHK提供
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「カレ、夫、男友達」の会見に出席した(左から)夏帆さん、真木よう子さん、木村多江さん=NHK提供

 女優の真木よう子さんが主演し、木村多江さん、夏帆さんと三姉妹を演じるドラマ「カレ、夫、男友達」(NHK)が1日、放送を開始する。直木賞作家・江國香織さんの小説「思いわずらうことなく愉しく生きよ」が原作で、三姉妹の複雑な恋と愛、それを乗り越えて飛躍する姿を描く。

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 イベントプロデューサーとして働く犬山家の次女・治子(真木さん)は、正義感が強く家族思いの性格。しかし結婚は束縛だと考えており、同居する恋人からのプロポーズを断って気まずい状況に陥る。5年前に結婚した長女の麻子(木村さん)は家庭を守ることが務めだと信じ、夫から暴力を受けているがそれを隠し続けている。大学院で生物学を研究する三女・育子(夏帆さん)は、恋愛で家庭を壊した父の影響もあり、これまでに男性を好きになったことがない。それぞれ恋や愛に問題を抱えていた3人だが、ある出来事をきっかけに治子が姉と妹のために奔走し、互いに支え合うことで、それぞれの殻を破っていく……という物語。

 治子の恋人でフリーカメラマンの熊木圭介をお笑いコンビ「チュートリアル」の徳井義実さんが演じ、麻子の夫で銀行に勤めるエリートサラリーマン多田邦一をタレントのユースケ・サンタマリアさんが演じる。また三姉妹の母で華道家、別れた夫と友人関係を続ける犬山洋子を高畑淳子さん、5年前に洋子と別れ、別の女性と結婚した三姉妹の父・草壁修司を長塚京三さんが演じる。

 第1話は、中東へ取材に出かける恋人の熊木を見送った治子。さみしさが募るころ、治子は偶然、元カレの八木(平岳大さん) と出会う。そんなころ、母・洋子の生け花の展覧会が開かれ、久しぶりに家族が集まるが、育子は離婚して家を出た父・修司に母が優しく接することが許せない。そして突然、3カ月ぶりに熊木が帰国し、治子はいとおしさのあまり熊木の胸に飛び込んでいく……と展開する。

 放送は総合テレビで毎週火曜午後10時から。全8回。初回、7回、8回は48分、そのほかの回は43分。(毎日新聞デジタル) 

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