瑛太:「ワイルド7」ジャパンプレミアに2000人 震災乗り越え「やっとここまで来られた」と感無量

映画「ワイルド7」のジャパンプレミアに登場した瑛太さん
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映画「ワイルド7」のジャパンプレミアに登場した瑛太さん

 俳優の瑛太さんが28日、東京ドームシティホール(東京都文京区)で行われた主演映画「ワイルド7」(羽住英一郎監督)のジャパンプレミアに、深田恭子さんや椎名桔平さんらとともにが登場。瑛太さんは観客2000人を前に「やっとみなさんに見ていただけるんですね。うれしいです」としみじみと語り、「今年は震災が起きて、本当に映画の撮影をどうするかとなったときに、プロデューサーに『それでも撮影して、映画で日本中を元気にしよう』と言われ、それを肝に銘じて、やっとここまで来られた。本当にうれしく思っています」と感無量の表情を浮かべた。

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 劇中の“ワイルド7”のメンバーとともにカスタムバイクにまたがって登場した瑛太さんは、自らバイクを乗り回すなど、今作で本格的なアクションに初挑戦。羽住監督から「すごく飛ばし屋なんで、迫力があった」と絶賛されると、「バイクも銃も、男としては“鉄”好きなので」と笑みを浮かべ、「美女や美男に囲まれて、楽しかったですね」と笑顔で撮影を振り返っていた。

 謎の美女・本間ユキを演じた深田さんは真っ赤なドレス姿で登場し、「アクション映画やカーアクションって、男の人のためにあると思ってたんですけど、女の私が見てもときめきながら、ワクワクできる映画になっていると思います」と笑顔でアピール。映画初出演となった人気グループ「関ジャニ∞(エイト)」の丸山隆平さんは、女性客から一番の歓声を浴びながら、「スクリーンに映っている自分が自分じゃないみたいだった。『フォトジェニックだね』ってメークさんに言われたりして、こんなふうに格好良く、ワイルドに撮っていただいて感謝してます」と喜んでいた。

 「ワイルド7」は、望月三起也さんが69~79年に「週刊少年キング」(少年画報社)で連載した元犯罪者たちが白バイの警察官にスカウトされ、悪人を問答無用に裁いていく痛快アクションマンガ。72、73年にはテレビドラマ全25話が放送された。望月さんはその後、「新ワイルド7」「続・新ワイルド7」「飛葉」などの続編を発表。94年にはOVA化もされている。

 映画は、警視正・草波勝(中井貴一さん)の発案で警視庁内に作られた重大な犯罪歴を持つ7人のメンバーからなる超法規的機関「ワイルド7」の活躍を描くアクション・エンターテインメント。ある日、殺人ウイルスを東京上空から散布すると脅迫する事件が発生し、リーダー・飛葉(瑛太さん)ら「ワイルド7」のメンバーが、犯人グループの正体をつかむため東京中をバイクで走り回り……という物語。「ワイルド7」のメンバーを、瑛太さんのほか、椎名さん、丸山さん、宇梶剛士さん、阿部力さん、平山祐介さん、松本実さんが演じるほか、本仮屋ユイカさん、要潤さんらも出演する。ワーナー・ブラザース映画の配給で、12月21日から全国ロードショー予定。(毎日新聞デジタル) 

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