家政婦のミタ:4年半ぶり視聴率30%超えなるか 「篤姫」の次は「華麗なる一族」

21日に放送される「家政婦のミタ」最終話の1シーン=日本テレビ提供
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21日に放送される「家政婦のミタ」最終話の1シーン=日本テレビ提供

 女優の松嶋菜々子さんが冷徹な家政婦を演じた連続ドラマ「家政婦のミタ」(日本テレビ系)の勢いが止まらない。第8話(11月30日放送)で今年一番の視聴率29.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録し、女優の宮崎あおいさん主演で人気を博した08年のNHK大河ドラマ「篤姫」の29.2%を超える快挙も成し遂げた。次の注目は木村拓哉さん主演で07年に放送されたドラマ「華麗なる一族」(TBS系)が最終回(3月18日)に記録した30.4%。約4年半ぶりに30%超えとなるか注目が集まっている。 

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 「家政婦のミタ」は第1話の平均視聴率が19.5%と初回から好調な滑り出しを見せた。第2話で18.7%といったんは落ち込んだものの第3話で19.8%、第4話19.5%と19%台を順調にキープ、第5話では22.5%を記録し、初の20%超えを達成。木村拓哉さん主演の話題作「南極大陸」(TBS系)初回(10月16日放送)の22.2%を超え一気に注目が集まった。その後も第6回が23.4%、第7回が23.5%と今期の連続ドラマで唯一ぶっちぎりの20%台を独走中だ。

 ドラマは、冷徹な女性教師を描いて話題を集めた「女王の教室」や、松嶋さんが主演した「魔女の条件」などを手がけた遊川和彦さんが脚本を担当。松嶋さん演じるスーパー家政婦の三田灯(みた・あかり)が、母親を亡くし、4人の子供と父親が家庭崩壊の危機に直面している阿須田家に派遣され、さまざまな問題に直面するというストーリー。29.6%を記録した第8話は三田が感情を失うきっかけとなった壮絶な過去が明かされるという内容で視聴率は前回から6.1ポイントも跳ね上がり、午後10時37分に瞬間最高視聴率31.5%を記録した。

 三田の過去もついに明かされ、物語はいよいよ佳境に。「おおまかな最終回のストーリーはできあがっています。視聴者は、ミタは次に何をするんだろうと想像したり、期待したりしてくれている。『やっぱりこうきたか』という感じと『こうくるとは思わなかった』という意外性のどちらも満たせるように作っていきたい。『な~んだ』とがっかりさせてしまうのは悔しいので」(大平太プロデューサー)といい最終回にますます期待がかかっている。 

 もし「華麗なる一族」の30.4%を超えた場合、次の目標は、仲間由紀恵さん主演「ごくせん」(05年)の32.5%、そして木村さん主演「GOOD LUCK!!」(03年)の37.6%、同じく木村さん主演の「ビューティフルライフ」(00年)の41.3%(いずれも最終回)と続く。主演の松嶋さんとしてはヒロインを演じた「GTO」(98年)の35.7%や、「やまとなでしこ」(00年)の34.2%(ともに最終回)に並ぶか超えるかにも注目が集まる。(毎日新聞デジタル)

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