石原さとみ:板尾とラブシーン「照れくさいというより寒くて」 映画「月光ノ仮面」

映画「月光ノ仮面」のヒット祈願イベントに晴れ着で登場した石原さとみさん
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映画「月光ノ仮面」のヒット祈願イベントに晴れ着で登場した石原さとみさん

 女優の石原さとみさんが12日、東京・新宿の新宿ゴールデン街と花園神社で行われたお笑いタレントの板尾創路さんが監督・脚本・主演を務める映画「月光ノ仮面」のヒット祈願イベントに登場した。石原さんは、板尾さんの印象を「一番最初の印象は肌がキレイ……でした。この方の頭の中はどうなっているんだろう?と思った。色っぽいシーンがあるので、この監督だと素敵になると思いました」とコメント。また、板尾さんとのラブシーンについて「1月に撮影したので、照れくさいというよりは寒くて……。(ラブシーンでは板尾さんは)下を向いているので、鼻水がたれそうで、気を遣っていた」と振り返った。

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 「月光ノ仮面」は板尾さんにとって2作目となる監督作品。敗戦の痛手が癒えぬ昭和22(1947)年、戦死したと伝えられた男(板尾さん)が帰郷した。男は戦前に人気、実力ともに認められた落語家・森乃家うさぎで、かつての恋人で森乃家一門の天楽(前田吟さん)の娘・弥生(石原さん)は帰還を喜ぶが、男は戦争で負った傷のため、顔を包帯で包み一切の記憶をなくしていた。男は、かつて過ごした部屋で生活を始め、高座に復帰する。そんな中、岡本太郎(浅野忠信さん)が戦地から帰還し、弥生は動揺する。戦地から戻った2人の男と1人の女の数奇な運命を描いた作品。お笑いコンビ「カラテカ」の矢部太郎さん、柄本佑さん、木村祐一さん、平田満さんらが出演する。

 イベントには、石原さんのほか、板尾さん、浅野さん、矢部さんも登場。板尾さんは、石原さんの起用理由を「和装が似合って、可愛らしく美しく、色気もあり、演技ができるというのは石原さんしか頭に浮かばなかった」と話した。また石原さんは、浅野さんとの共演について「デビュー作の映画『わたしのグランパ』(03年)以来で、本当にワクワクしました。緊張した」とコメント。浅野さんも「初めて会ったのは(石原さんが)15、6歳のときだから、(今作で)結婚を考える相手として共演するとは思っていなかった。うれしいですね」と喜んだ。

 イベントでは、石原さんら4人が、新宿ゴールデン街に敷かれた黄色の「ゴールデンカーペット」を歩き、花園神社でヒット祈願を行った。石原さんは、ゴールデンカーペットを歩いた感想を「忘れられない日になりそう」と話しながら「この映画も皆さんが忘れられない作品になれば」と映画をPRした。

 映画「月光ノ仮面」は12年1月14日から全国で公開。(毎日新聞デジタル)

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