11年にカンボジア国籍を取得し、同国のマラソンランナーとして今年のロンドン五輪を目指すお笑い芸人の猫ひろしさんが、デジタル家電製品の開発、販売を行う「トランステクノロジー」と共同でGPS機能付きのマラソン用腕時計「ARES GPS」を開発し、その発表会が30日、東京都内で行われた。2月5日に行われるマラソンレースの調整のため来場できなかった猫さんは、ビデオレターで登場。冒頭、「どうも、向井理です。今日は迷子の子猫ちゃんになってしまって、そちらにうかがうことができませんでした」とジョークを飛ばすも、「カンボジア代表として五輪を決めていくので、楽しみにしてください」と力強く五輪出場を宣言した。
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「ARES GPS」は10年から発売しているランニング用の腕時計。GPS機能を搭載し、自分の走った距離がリアルタイムで把握できる。今回の新モデルは、これまでの機能に加え、電子マネー「Edy」機能を新たに搭載。さらに、長時間バッテリーで12時間連続駆動を実現した。また、デザインには女子マラソン選手の谷川真理さんの意見を採用し、女性にも使いやすいピンクなどのカラーバリエーションを用意した。新モデルはEdy機能の有無やバッテリー容量などで、全8モデルをラインアップ。30日からインターネットショップや一部のスポーツ店などで順次発売予定。すべてオープン価格で市場想定価格は2万4800円~。
発表会には、谷川さんも登場。ベルトの色やデザインを何度もやり直したと開発当時の苦労を語り、「以前のモデルと比べ、小型軽量化になってます。それに、女性にもうれしいピンクなどのカラーバリエーション。さらに、Edy搭載で便利になりました。『ARES GPS』を身近な“コーチ”として、身につけてランニング人生を楽しんでほしい」と商品をアピールした。(毎日新聞デジタル)