俳優の生田斗真さん(27)と女優の吉高由里子さん(23)がダブル主演する映画「僕等がいた」(三木孝浩監督)の前編の完成披露試写会の舞台あいさつが30日、TOHOシネマズ六本木ヒルズ(東京都港区)で行われた。高校生の恋愛を描いている前編について、吉高さんは「恥ずかしさをかみくだくのが必死」と話すと、生田さんも「(吉高さんと)恋人関係になって、デートを重ねるシーンがあるんですけれど、監督もカメラマンもニヤニヤしていた」と振り返り、約600人の観客に「暗がりでだれも見えないので、ニヤニヤしまくってください!」と呼びかけて、会場を沸かせていた。
ウナギノボリ
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映画は、小畑友紀(おばた・ゆうき)さんがマンガ誌「ベツコミ」(小学館)で02年から連載し、2月13日に発売される3月号で最終回を迎える人気マンガが原作。コミックスは15巻まで発売されており、04年度の「第50回小学館漫画賞」(少女向け部門)を受賞している。映画の舞台は、北海道(釧路市・札幌市)と東京で、10年以上にもわたる壮大なラブストーリーを描く。生田さんは前編について「高校2年生から7年間の歴史を描いていますので、2人の成長の過程を見せられるようにと心がけていた。きっと自分の青春時代、過去を振り返る内容になっていると思います。『続きが見たい』と思う気持ちもこの作品の魅力だと思います」とアピールした。
三木監督は「人を好きになるときっていつも以上のエネルギーを出す瞬間だと思う。映画を見て元気になって、生きるエネルギーにつながればいいなと思った」と語り、「見ているこっちがやけるくらいの温かい感じを、持って帰っていただければ」と観客に呼び掛けていた。映画の前編は3月17日、後編は4月21日に全国で公開。(毎日新聞デジタル)
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