11年4~6月に放送された俳優の長谷川博己さんが主演した学園ドラマ「鈴木先生」(テレビ東京)が映画化されることが23日、明らかになった。ドラマ版に続き、主人公を演じる長谷川さんは映画初主演となり、「映画化実現うれしいです。また同じスタッフ・キャストと共にいい作品にしたいと思います」と喜びのコメントをしている。12年中に公開予定。
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「鈴木先生」は、武富健治さんが「漫画アクション」(双葉社)で連載し、文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞した同名マンガが原作。メガネとループタイがトレードマークの鈴木先生(長谷川さん)は、独自の教育理論「鈴木式教育メソッド」を駆使して、担任している2年A組を理想の教室にするため悩みながら全力で生徒とぶつかり、私生活では合コンで知り合った麻美(臼田あさ美さん)と幸せな日々を送っていた。しかし、そんな先生に次から次へと難題が襲う……というストーリー。ドラマは、放送批評懇談会が選ぶギャラクシー賞11年6月度月間賞、平成23年日本民間放送連盟賞テレビドラマ番組部門最優秀賞を受賞するなど話題を呼んだ。
映画は、ドラマ版に続き、河合勇人さんが監督を務め、脚本を映画「ALWAYS 三丁目の夕日」などで知られる古沢良太さんが手がける。製作は、「海猿」シリーズ、「ALWAYS三丁目の夕日」シリーズなどを手がけた「ROBOT」が担当。3月5日にクランクインし、4月上旬にクランクアップを予定。
同日行われた定例社長会見で、同局の島田昌幸社長は「平均視聴率2.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と視聴率こそ苦戦したが、賞を受賞するなど内容に自信を持っている。スクリーンで巻き返しを図りたい」と話した。井澤昌平取締役は、「ドラマがクランクアップしたときに、映画をやりたいと盛り上がったスタッフの熱意を感じた。秋~冬に50~70館で公開予定で規模はそんな大きくないが、話題性はある。長谷川さんは『セカンドバージン』で注目され、『鈴木先生』に主演、『家政婦のミタ』でブレークと話題作に出演する旬な役者さん。小規模ながらぜひ成功させたい」と意欲的なコメントをした。(毎日新聞デジタル)
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