矢沢心:おなかの子は「女の子」 妊娠発表後初の公の場で明かす

「戦火の馬」ジャパンプレミアに登場した矢沢心さん
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「戦火の馬」ジャパンプレミアに登場した矢沢心さん

 女優の矢沢心さんが28日、丸の内ピカデリー(東京都中央区)で行われたスティーブン・スピルバーグ監督の最新作「戦火の馬」のジャパンプレミアにジャーナリストの鳥越俊太郎さんとともにゲストで登場した。妊娠発表後初の公の場となる矢沢さんは「(妊娠)6カ月、女の子です」と明かし、映画は「おなかを触りながら、ほほーと拝見しました。感情が盛り上がっているときには、ポコポコパンチ、キックで反応してくれますね。女の特権です」と幸せそうに話した。

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  「戦火の馬」は、第一次世界大戦を舞台に、悲劇に見舞われながらも希望を信じて生き抜く人間たちの姿を、ジョーイという一頭の美しい馬との出会いと別れを通して描く感動作。戦争の愚かさと悲惨さを、敵味方の区別を知らない馬の目を通して明らかにしていく。英作家のマイケル・モーパーゴさんが82年に発表した児童文学が原作で、07年に舞台化され、英国演劇界のオスカーといわれるオリビエ賞をはじめ、米国の演劇界の最高賞である第65回トニー賞で5部門を受賞している。

 馬が主役の映画について、矢沢さんは「この映画に出会えたことが運命。人と動物なんですけれど、絆はある。強く思えば、願いは必ずかなうんだと、勇気として受け止められた」と話し、「馬のジョーイの生まれるところから始まるんですが、感情移入してしまいました。母馬が仕草とかで子馬と会話して、育てられた年月は大事なんだなと思いました」と母の目線で見た感想を話した。

 鳥越さんは矢沢さんの子どもが女の子だと聞いて、自身の闘病生活を振り返り、「やっぱり、娘だなと思いました。病院で目が覚めたとき、息子だったら、父親の手は握ってくれない」と話し、「今日のイベントは、(矢沢さんのおなかの子と)3人でやりますよ!」と雰囲気を盛り上げた。映画については「馬が主人公の映画はめったにないですね。観客とか審査員が感情移入できるのは人間だから賞は取れないけれど、スピルバーグはあえて馬に挑んだのがすごい」と絶賛。矢沢さんも「初めから最後まで、いろんな過程を進んでいくので、どのシーンが一番かは選べない。気持ちのいい涙を流してほしいと思います」とPRした。映画は、3月2日から全国で公開。(毎日新聞デジタル)

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