薬屋のひとりごと
第33話 先帝
3月7日(金)放送分
02年から「月刊ベツコミ」(小学館)で連載され、今年2月に発売された3月号で最終回を迎えた、小畑友紀さんの人気マンガを、前・後編の2部構成で描く「僕等がいた」の「前篇」が17日、公開された。ヒロイン高橋七美が運命の人に出会ったのは、高校2年生の新学期。その相手、矢野元晴はクラスメートの3分の2の女子が好きになるという好青年。不釣り合いに見えた2人はやがて付き合い始め、互いを運命の人と確信し始める。だが、唐突な別れが2人を待ち受けていた……。「前篇」では、現在の七美が7年前を回想する形で進んでいく。
あなたにオススメ
美少女殺し屋役から駆け上がった! 「ばけばけ」ヒロイン高石あかりに高まる期待
矢野役の生田斗真さんのキラキラ感はハンパなく、矢野の初登場の場面では、光る星が見えたほど……。一方、七美役の吉高由里子さんも、矢野に一途な女の子を精いっぱい演じ可愛らしい。さらによかったのが脇役陣だ。矢野の親友・竹内匡史役の高岡蒼甫さんは、七美の守護者として好青年ぶりを発揮し、その姉・竹内文香役の須藤理彩さんも、いちいち的を射たコメントで、作品に対する観客の共鳴度アップに貢献する。
高校生を主人公にした青春ドラマとなると、往々にして青くさく、恋愛重視のベタな物語に陥りがちだが、今作はそれとは異質だ。「過去に負けない今を作ろう」「後悔したことを後悔しない」などなど、数々の名言が心の琴線に触れる。それはもちろん、原作者・小畑さんのストーリーテリングのうまさのお陰だが、脚本を担当した吉田智子さん(「クローズド・ノート」「岳−ガク」)のキャラクターに対する愛情と、“大人な”感性によるところも大きい。そして、それを映像化した三木孝浩監督は、前作「ソラニン」では音楽に特化したため、物語としては少々食い足りなかったが、今作はストーリーに重きが置かれた分、ストーリーに入り込むことができた。4月21日からの「後篇」が待ち遠しい。主題歌はロックバンド「Mr.Children」の書き下ろし「祈り~涙の軌道」(前篇)、「pieces」(後篇)が採用されている。17日からTOHOシネマズ六本木ヒルズ(東京都港区)ほか全国で公開。(りんたいこ/毎日新聞デジタル)
今をときめく俳優やアーティストに、影響を受けた人物について聞く「運命の出会い」。今回は、広瀬すずさんの主演映画「ゆきてかへらぬ」(根岸吉太郎監督)で実在した天才詩人、中原中也を演…
中島健人さんが主演を務める映画「知らないカノジョ」(三木孝浩監督)で、本格的に演技に初挑戦したシンガー・ソングライターのmilet(ミレイ)さん。作中では、ヒロイン・ミナミの大学…
1995年公開の映画「ゴジラVSデストロイア」に登場したバーニングゴジラのソフトビニール製フィギュア「GVA-BC ゴジラ1995 Frog Tree 浮世ノ絵(黒)」(プレック…
中島健人さんが主演を務める映画「知らないカノジョ」(三木孝浩監督)でヒロインを演じたシンガー・ソングライターのmilet(ミレイ)さん。初めて映画に出演し、本格的に演技に初挑戦、…
数々の映画賞に輝いた「そこのみにて光輝く」(2014年)の呉美保監督と高田亮さん脚本による新作映画「ふつうの子ども」が、9月5日に公開されることが分かった。