人気アイドルグループ「AKB48」の秋元才加さんがドラマ「朝ドラ殺人事件簿」（NHK総合）に主演することになり、26日に東京・渋谷のNHK放送センターで行われた会見に出席した。前日のコンサートで、同グループからの卒業を発表した前田敦子さんについて、その場で初めて卒業を知ったことを明かし、「AKBに入ってきた時点で、それで満足するメンバーはいないと思うので、彼女にとっては大きな決断をしたと思うし、私もそういう時が来ると思う。独り立ちした時にAKB48としてのまた新たなスタートなんじゃないですかね。彼女の背中をそっと押してあげたい」とエールを送った。

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　「朝ドラ殺人事件簿」は、NHKドラマの看板番組である「朝ドラ」をモチーフにしたコメディーで、同時刻に一つのチャンネルで複数の番組が見られる「マルチチャンネル」で楽しむことができる新感覚のドラマ。ドラマの本筋のメーンチャンネルと、主人公の頭の中をミュージカル風に映し出す映像や特典映像といったサブチャンネルの両方をザッピングしながら視聴できる。秋元さん演じる新見美穂は、朝ドラのアシスタントプロデューサーに抜てきされ、ある日スタジオで巨大なダルマを見つける。ドラマ収録ができないため上司から駆除を命じられるが、それと一緒に渡されたのは「幽霊対策マニュアル」だった……という内容。

　念願のドラマ初主演については「みなさんに支えてもらった初主演。今後、女優として頑張っていきたいという夢が固まりました」と明かし、また、ドラマを見てほしいメンバーを聞かれた秋元さんは「大島優子」と答え、「お互いの仕事を見て『ここがこうだった』とかダメ出しし合う関係なので、こわくもあり、ほめられるとめちゃくちゃうれしいです」と語った。ドラマには、上司の岩岸佳代子チーフプロデューサー役に国生さゆりさん、マルチチャンネルの案内人の妖精役としてクリス・ペプラーさんらが出演する。2夜連続で、28日深夜0時15分～、29日深夜1時5分～放送。（毎日新聞デジタル）