平野綾:錦織選手にお姉さん目線? ドキュメンタリーのナレーションに挑戦 WOWOW

WOWOWのドキュメンタリー番組「錦織圭の挑戦2012~躍進の全豪、デビスカップ、そして今~」のナレーションに挑戦した平野綾さん
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WOWOWのドキュメンタリー番組「錦織圭の挑戦2012~躍進の全豪、デビスカップ、そして今~」のナレーションに挑戦した平野綾さん

 歌手で声優の平野綾さん(24)が、WOWOWで4月放送のプロテニスの錦織圭選手(22)を追ったドキュメンタリー番組「錦織圭の挑戦2012~躍進の全豪、デビスカップ、そして今~」のナレーションを担当することになった。面識のない2人だが、世界的プレーヤーと人気声優との“異色”の組み合わせが実現。番組を通じて感じた錦織選手の印象や、ナレーションについて平野さんに話を聞いた。(毎日新聞デジタル)

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 番組は、今年の「全豪オープン」でベスト8に進出し、世界20位の壁を突破するほどの大活躍を見せている錦織選手を追ったドキュメンタリー。「デビスカップ」や南米アルゼンチンのクレーコート大会に密着し、飛躍の2012シーズン前半戦を振り返り、その進化の理由に迫っている。

 錦織選手とは面識はないが、海の向こうでの活躍をテレビなどを通じ、知っていたと語る平野さん。今回の収録を通じて、錦織選手の印象を「話すと本当に穏やかでまったりされた方なんですけど、戦いになるとがらりと変わって、プレーの中にパワーやオーラがみなぎっているような人」と表現し、「あまりのギャップにびっくりしましたね」と目を丸くしていた。

 さらに、錦織選手に対し、「この番組の中でも、自分の悩みにぶち当たったり、すごくいろんな葛藤があって、まだあの年齢でこの先どんな未来が待っているんだろうって。素直に応援したくなりました」と心を打たれた様子。「今回のことで、かなり詳しくなったと思うので、今後も追っかけていきたいですね。テニスを見にいきたいな」と笑顔で語った。

 平野さんにとってスポーツ関連のドキュメンタリー番組のナレーションは初めて。収録では、話し方にこだわったといい、「聞きやすいトーンで話したり、語感を聞き取りやすくしたり。あとは結構尺(時間)が長いので、ずっと聞いていて耳ざわりがいいというか、心地いい音にしようと心がけました」と明かし、「あと錦織選手と年が近いということで、ちょっとだけお姉さん目線というか(笑い)、そういう感覚を意識してということだったので、少しフレンドリーに、友だち感覚で話している部分とかも作ったりしました」と親近感がわくような試みにも挑戦したという。

 今回、錦織選手のVTRを見て、テニスをしたくなったと語る平野さんは「テニスは学校の授業や親と一緒にやったりして、1人で壁打ちして練習してました。今、プライベートでスポーツがやりたいと思っていて、こうやって見るとテニスって楽しそうだなと」と語り、「ライブや舞台って体力使うんです。家で筋トレとかやってるのも飽きちゃうので、何か目標を決めて、スポーツで体力作りしたいな」と声を弾ませた。

 最後に、視聴者に向けて「私は錦織選手の活動を分かりやすく皆さんに伝えるために、サポートするために今回呼ばれたので、ちゃんとお手伝いできたか見ていただきたいと思ってます。また、本当に錦織選手の今後のツアーだったりとか、たくさん試合があるので、ぜひ皆さんリアルタイムで見ていただければ」と番組をアピールした。

 番組は、WOWOWプライムで4月1日午後4時15分から放送。さらに同局では、グランドスラムを含むテニス大会や関連番組も放送し、5月からは全仏オープンを生中継する予定。

 <プロフィル>

 1987年10月8日生まれ、愛知県出身。O型。10歳のときに東京児童劇団へ入団し、テレビコマーシャルなどで子役として活動を始める。01年、14歳で声優デビュー。06年にアニメ「涼宮ハルヒの憂鬱」の涼宮ハルヒ役に起用され、人気を集める。声優だけでなく、歌手やタレント活動などマルチに活躍し、11年には「嵐が丘」でミュージカルに初挑戦した。趣味は読書。好きなスポーツはテニス。5月に新アルバム「FRAGMENTS」を発売。6月にはそのアルバムを引っさげて、全国ツアーを行う予定。

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