宮崎あおい:「原田監督は大変」と堺雅人からアドバイスされていた 「わが母の記」舞台あいさつ

映画「わが母の記」の大ヒット舞台あいさつに登場した(左から)原田眞人監督、役所広司さん、宮崎あおいさん
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映画「わが母の記」の大ヒット舞台あいさつに登場した(左から)原田眞人監督、役所広司さん、宮崎あおいさん

 女優の宮崎あおいさんが6日、東京都内で行われた映画「わが母の記」(原田眞人監督)の大ヒット舞台あいさつに登場。宮崎さんは「クランクインする前に『(原田監督は)とてもすてきな方だけど大変ですよ』ってうかがっていたので、(現場には)気合を入れていきました」と明かすと、原田監督から「(そう言ったのは)誰、それ?」と鋭いツッコミが入り、宮崎さんは「(08年の映画「クライマーズ・ハイ」に出演した)堺(雅人)さんです……」と告白。「現場ではすごく緊張していたんですが、監督にとても丁寧に細かく指示していただいて。さらに出来上がりを見て、本当にすごい方なんだなっていうのを改めて感じました」と語っていた。

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 映画は国民的作家・井上靖の自伝的小説が原作で、11年8月にカナダで開催された「第35回モントリオール世界映画祭」で審査員特別グランプリを受賞した。親子の絆を豪華キャストで描いた作品で、主演の役所広司さん演じる伊上洪作の母を樹木希林さん、娘を宮崎さん、ミムラさん、菊池亜希子さんが演じるほか、三国連太郎さん、南果歩さん、キムラ緑子さんも出演している。

 昭和39(1964)年、小説家の洪作(役所さん)は、父・隼人(三国さん)が亡くなったことから、実母・八重(樹木さん)の面倒をみることになる。幼少期、母親とともに暮らしてこなかった洪作は、妻と長女・郁子(ミムラさん)、次女・紀子(菊池さん)、三女・琴子(宮崎さん)、妹の桑子(南さん)や志賀子(キムラさん)たち“家族”に支えられ、自身の幼いころの記憶と、八重の思いに向き合うことになる……という物語。

 この日はちょうど井上靖の105回目の誕生日にあたり、映画では実際に井上邸が撮影に使われ、役所さんは「ここに井上家の人々がいたんだということだけでもすごい力になるし、いつも撮影の合間に書斎にいたんですが、なんか井上先生の“気”というものを感じましたね」と振り返った。また会場では、チェコ共和国で開催される「第47回カルロビバリ映画祭」への招待上映が決定したことが発表され、原田監督は「カルロビバリって温泉地なんですね。ひょっとすると(『テルマエ・ロマエ』主演の)阿部(寛)ちゃんがいるかもしれない。あっちに行って阿部ちゃんを探してみたい」と冗談を交えつつ喜んでいた。(毎日新聞デジタル)

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