バンパイア役で主演を務める最新映画「ダーク・シャドウ」のプロモーションで来日した米俳優のジョニー・デップさんが13日、東京都内で、ティム・バートン監督とそろって来日記者会見を行った。今回空港やイベントで長時間にわたる異例のファンサービスを行ったことについて、デップさんは「寒い中、僕らよりも長くずっと待っていてくれたので、せめて僕らができるのは、ファンに応えるだけ。これだけ映画を作れたのは、ファンのおかげ」と語り、「皆さんに大きなありがとうを申し上げたい。そして、ハッピー・マザーズデイ!」と呼びかけた。
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映画は、「シザー・ハンズ」「チャーリーとチョコレート工場」などに続く、デップさんとバートン監督の最新作。裕福なコリンズ家に育ったプレイボーイのバーナバス(デップさん)は、ある日魔女を振ったことからバンパイアに変えられ、生き埋めにされてしまう。200年後によみがえったバーナバスは、朽ち果てた自分の土地と没落した自身の末裔(まつえい)たちと出会い、彼らとともにコリンズ家復興を目指す……という奇想天外なストーリー。
8回目のタッグとなるバートン監督について、デップさんは「初めて会った時からつながりを感じていました。監督がスタジオと戦ってくれたからこの役ができた」と感謝を語り、「フィルムメーカーとしてすばらしいし、真の意味でのアーティスト、独創的な映像作家です。映画の幅を広げてきた彼の仕事を見てこれたのが僕の幸せです」と絶賛。バートン監督も「『シザーハンズ』から一緒にやっていますが、彼ともめたりすることがない。台本にメモした内容が僕と同じ」と語り、お互いの深い信頼関係を見せていた。
デップさんは、今回のバンパイア役が13歳と10歳の子どもたちに好評だったことを明かしたが、白塗りの化粧を施した演技は意外にも大変だったといい「メークは古い手法で、ドーランを使った。エバ・グリーンさんとのラブシーンでは、キスをするとマクドナルドみたいになっちゃう。白くなったところをふき取る時間がありました」とちゃめっ気たっぷりに苦労を語った。
バートン監督は、同映画を3D映画にしなかった理由について「3Dはいいものですけれど、絶対ではないので、より選択肢があるべきだと思っています。3Dでは、色が暗くなってしまうので、今回は70年代の世界の色調、色味を大事にした。(3Dは)今回は適切ではないと考えています」と説明し、“流行”のバンパイア映画を作ったことについて聞かれると、「流行は常にあるが、2人にとっては昔からあこがれていた作品」と話し、「バンパイアをいろんな角度から見ることがとてもいいと思った。バンパイアでいたくないバンパイアを見せるのが面白いと思いました」と自信を見せていた。
映画は19日、丸の内ルーブル(東京都千代田区)ほか全国で公開予定。(毎日新聞デジタル)
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