夏の連ドラ:初回視聴率は好調テレ朝ドラマがトップ 「京都地検の女」で

「京都地検の女」第2話の1シーン。鶴丸あやを演じる名取裕子さん(右)=テレビ朝日提供
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「京都地検の女」第2話の1シーン。鶴丸あやを演じる名取裕子さん(右)=テレビ朝日提供

 民放の12年7月期の連続ドラマが続々とスタートしている。初回の平均視聴率(ビデオリサーチ調べ、関東地区)は13日の時点で、名取裕子さん主演の人気シリーズ第8弾「京都地検の女」(テレビ朝日系)が16.0%で首位。2位は15.2%を獲得した仲間由紀恵さん主演の「ゴーストママ捜査線~僕とママの不思議な100日~」(日本テレビ系)、3位は15.1%を獲得したダンス・ボーカルグループ「EXILE」のAKIRAさんが主演の「GTO」(関西テレビ・フジテレビ系)だった。及第点といわれる15.0%以上を初回で獲得したのは以上3作品で、4~6月に開局以来初の四半期視聴率「四冠王」を達成したテレビ朝日が、その勢いを見せた格好だ。

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 最近の民放の連続ドラマ初回視聴率は、11年4月期にTBSの「JIN−仁−」が23.7%で首位を獲得。同年7月期はフジテレビの「絶対零度  特殊犯罪潜入捜査」が15.4%、同年10月期はTBSの「南極大陸」が22.2%、12年1月期はフジテレビの「ストロベリーナイト」が16.8%、同年4月期はTBSの「ATARU」が19.9%で首位を獲得した。「京都地検の女」の初回視聴率は、11年7月期に放送されたシリーズ第7弾では12.4%で、今期の初回は同局で人気の刑事ドラマシリーズ「おみやさん」とのコラボだったこともあり、相互のファンを獲得したと見られる。

 「京都地検の女」は、“主婦の勘”を武器に難事件を解決する女性検事・鶴丸あや(名取さん)の活躍を描く人気シリーズで、03年7月に放送を開始した。今シリーズでは、あやの補佐役として検察事務官・井森幸三郎(大杉漣さん)が登場。第1話は2時間スペシャルで、あやと成増警部補(寺島進さん)の元に何者かが侵入、脅迫状が置いてあり、あやは鴨川東署資料課の“おみやさん”(渡瀬恒彦さん)に協力を求める……という内容だった。毎週木曜午後8時放送。第2話は26日に放送される。

 仲間さん主演の「ゴーストママ捜査線」は、佐藤智一さんのマンガが原作で、突然命を落とした警察官の上原蝶子(仲間さん)が“ユーレイ”となってこの世に残り、小学1年生の弱虫な息子とんぼをパートナーに数々の事件を解決していくというファンタジーコメディー。毎週土曜午後9時放送。「GTO」はAKIRAさんの初主演作で、98年に俳優の反町隆史さん主演で放送された大ヒットドラマのリメーク。元ヤンキーの教師・鬼塚英吉が生徒たちが抱える悩みや問題を、型破りな“授業”で解決していく。毎週火曜午後10時放送。

 また、初回視聴率の4位は14.7%を獲得した向井理さん主演の「サマーレスキュー~天空の診療所~」(TBS系、日曜午後9時)、5位は13.9%を獲得した小栗旬さん主演の月9ドラマ「リッチマン、プアウーマン」(フジテレビ系、月曜午後9時)だった。(毎日新聞デジタル)

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