マンガ新連載:「金魚坂上ル」 「PEACH−PIT」が描く“新しく懐かしい世界”

「デザート」10月号の表紙
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「デザート」10月号の表紙

 雑誌で連載が始まった注目作を取り上げる「マンガ新連載」。「しゅごキャラ!」や「ローゼンメイデン」で人気の2人組女性マンガ家ユニット「PEACH−PIT(ピーチピット)」の新連載「金魚坂上ル(きんぎょざかのぼる)」が24日発売の女性向け月刊マンガ誌「デザート」10月号(講談社)でスタートした。

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 「金魚坂上ル」の舞台は、坂ばかりのどこか懐かしい小さな町・深郷町。祖母と2人で暮らす女子高校生のにしきは、世話好きな性格から町内でいろいろな人助けをする「すくい屋」をしている。そんなある日、小学生の少女・朱(あかい)の面倒を見てほしいという遠野紺の頼みに、にしきは下宿「葛葉荘」を訪れるのだが……というストーリー。

 ◇講談社 デザート編集部 図師いづみさん

 この新連載「金魚坂上ル」には、皆さん、きっとびっくりされると思います。大正や昭和の香りのする町、坂、自転車、金魚……これまでのPEACH−PITさんの作品とは全く違う、新しく懐かしい世界が始まります。

 「すくい屋」と称して近所の人助けを買って出る、主人公のにしき。一見、元気いっぱいの彼女ですが、どこか喪失感があり、自分の「思い出」を探している、ちょっとせつない少女です。そんな彼女を温かく見守る幼なじみの少年、浮世離れした不思議な兄妹、そして坂、坂、坂……。きっと第1回から、にしきと同じ町に住んでいるかのような錯覚を覚えると思います。どうぞ、彼女と一緒にまだ見ぬ思い出を見つけていってください。

 「デザート」創刊15周年の特別企画として満を持しての新連載。「なかよし」の「しゅごキャラ!」を読んでくださっていた皆さんにも、ぜひハマっていただきたいです。(毎日新聞デジタル)

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