唐沢寿明:「白い巨塔」以来10年ぶりタッグ 井上由美子脚本で連ドラ主演

NHKの連続ドラマ「メドインジャパン」に主演する唐沢寿明さん。「白い巨塔」以来10年ぶりに脚本家の井上由美子さんと再タッグを組む
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NHKの連続ドラマ「メドインジャパン」に主演する唐沢寿明さん。「白い巨塔」以来10年ぶりに脚本家の井上由美子さんと再タッグを組む

 俳優の唐沢寿明さんが、NHKの連続ドラマ「メイドインジャパン」に主演し、最高視聴率32.1%を記録した大ヒットドラマ「白い巨塔」(フジテレビ系)以来、10年ぶりに脚本家の井上由美子さんとタッグを組むことが20日、明らかになった。高橋克実さん、吉岡秀隆さん、國村隼さんをはじめ、大塚寧々さん、及川光博さんら豪華共演陣が脇を固め、倒産の危機に追い込まれた巨大電機メーカーの生き残りをかけて奮闘する人々を中心に描く人間ドラマになる。

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 ドラマは、円高や世界金融危機、新興国の追い上げ……製造業が軒並み危機を迎える中、「余命3カ月」の倒産の危機に追い込まれた巨大電機メーカーで、営業、財務、工場の現場で先頭に立ってきた3人の男が、秘密裏に7人の「再建チーム」を結成し、起死回生の倒産回避に奔走する……というストーリー。

 「再建チーム」の前には、かつて会社をリストラされ、中国の新興企業から世界市場に挑む一人の日本人技術者が立ちはだかる……という展開で、同局は「戦後の日本を支えてきた物作りの意義を見つめ直し、逆境を乗り切ろうとする日本人の姿から、『メイドインジャパン』とは何かを正面から見据え、描きたい」としている。

 会社再建の陣頭指揮を執ることになる主人公の営業部長・矢作篤志を演じる唐沢さんは、「10年ぶりに井上先生とご一緒できることになり、非常に光栄です。井上先生の作品は、本格的な社会派作品でありながらも、一方では個性あふれる人々の生き生きとした姿も繊細に描かれており、“硬さ”だけではない、一つのエンターテインメント作品として完成されている気がします。共演者のみなさんも非常に個性豊かな方々ばかりですので、撮影を楽しみにしています」と喜びのコメントを寄せている。

 井上さんも「男たちが会社の再建に情熱をかける物語に、日本の再興への思いを込めて書きました。そして、この物語で唐沢さんと再会を果たせたことを、大変うれしく思っています。見ていただいた方が、『もう一度頑張ってみよう』と思っていただけるような希望のドラマにしたいと思います」とコメントしている。

 同作は、「テレビ放送60年記念ドラマ」と銘打たれており、撮影は今月22日から12月上旬にかけて、東京近郊などで行う予定。13年1月26日から毎週土曜午後9時~10時13分(73分)に3週連続で放送する。(毎日新聞デジタル)

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