お笑いコンビ「ピース」の又吉直樹さんが、ロッテのチューインガム「ZEUS」の新CMキャラクターに起用され、初めて単独でCM出演することが24日、明らかになった。新CM「オーロラ」篇で、突然美女から抱きつかれたり、ラガーマンからタックルを受けるなど、体を張って撮影に臨んだ又吉さんは、「普段はだらしがない僕ではありますが、CMの中では“めくるめく刺激”を受けて、とんでもないことになっていますので、ぜひご覧ください！」とアピールしている。24日から全国で放送。

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　新CMでは、「芸人」ではなく「俳優」としてクールに演出された又吉さんが、次々に刺激的な体験をする。「ZEUS」を食べた瞬間、突然朝日がきれいな海辺になり、後ろから謎の美女が又吉さんに飛びついてくる。驚きながらもうれしそうに振り向くと、次は暗闇の中。目の前には屈強なラガーマン3人が構えていて、困惑する又吉さんをよそにタックルしてくる。バンッと後ろに倒れこむと、今度は車の助手席に……。隣には運転している外国人美女がいて、又吉さんにウインクすると急発進し、又吉さんはシートごと後ろに倒れこむ。そして、寝転がると、雪原になり、空には鮮やかなオーロラが広がる……というもの。

　CMの出演依頼を受けた瞬間について、又吉さんは「最初はみんな飲み会の席とかで盛り上がって、ちょっとおちょくる感じで決まったのかなと思ったんですけれど、説明を受けてたらそんな感じでもなかったので、ただただうれしいですね」とニッコリ。普段リアクション芸を行う又吉さんは、細かい演技やタイミングを確認したり、リアクションの演技を依頼するなど、演じることに慣れている様子だった。

　撮影について、又吉さんは「刺激的でしたけど、スタッフさんが異常に僕のことを心配するので、そんなに体力的に心配されるような感じだったかなと思いました」と余裕のコメント。一方で、これまでの芸人の仕事で一番刺激的だった体験について聞かれると、「コントをしている最中に差し歯が落ちて、コロンコロン～って転がって、『何？今の音』ってなって。その時は結構刺激的でしたね」と明かし、「8個くらいごまかす方法を考えたんですけれど、結局一つ目に思いついた『差し歯取れた』ってそのまんま言うという最低の方法で何とか乗り切れました」と振り返っていた。（毎日新聞デジタル）