ダンダダン
第8話「なんかモヤモヤするじゃんよ」
11月21日(木)放送分
話題のライトノベルの魅力を担当編集者が語る「ラノベ質問状」。今回は、「GJ部(グッジョぶ)」(新木伸著、あるや画)です。小学館ガガガ文庫編集部の具志堅勲さんに作品の魅力を聞きました。
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−−この作品の魅力は?
一番の特徴は「4コマ小説」であることと、その構成でしょうか? 「GJ部」1冊には、4ページで1話となるショートストーリーが、36話収録されています。各話の終わりには、イラストカットを入れたりして、読みやすいように、1冊の分量をおさえています。いわゆる「萌え4コマ」の日常系、ゆるさを小説で目指したので、ストーリーやテーマはありません。いつでも好きなときに好きなお話を読んで楽しんでもらえます。そして、そのエピソードの数々を支えるキャラクターたち! キャラクターの魅力に「GJ部」は支えられています。
−−作品が生まれたきっかけは?
新木先生の持ち込みです。じつは、まったく別の原稿を拝読するために打ち合わせをお願いしたのですが、その際、同時に大量の企画書も拝見しまして……。そのなかの「GJ部」の企画書に私はくぎ付けでした。その時点では、本当に4ページ1話の話を何作も書けるのかどうか、半信半疑でしたが、すでに2ページ1話のサンプルを何話も書かれていたのですよね……。それを読ませていただき、「これはいけるな、と」。メーンキャラクター5人は、その時点ですでに完成されていました。
−−作家さんとイラストレーターさんはどんな方でしょうか?
新木先生は、いまだ少年のような人ですね……(もうベテランなのに!)。長く活躍されているので、すでに多くの固定ファンがいらっしゃるのですが、「GJ部」ではまったく新しい読者層を狙いました。ゆえに、キャラクターの魅力と服飾のセンス、将来性で、あるや先生にご依頼させていただきました。とにかく点数を描いてもらわなくてはならないのですが、新木先生の要望にもキッチリと、にこやかに応えていただきつつ、作品の根底を支えていただいてます!
−−編集者として、この作品にかかわって興奮すること、逆に大変なことについてそれぞれ教えてください。
とにかく毎巻、大変です……!! 企画持ち込み当初、新木先生は「他社から類似の作品が出てきてほしい。そうでないとジャンルとして確立しないから」と言われていたのですよね。なので、「GJ部」がこのジャンルの基準となるよう、考えられる限りの要素を入れ込みました。売れないと、他社が追随もできないですし……。そしたら編集作業が「倍」大変になってしまいました。デザインを依頼している伸童舎さんにも、毎回ご迷惑おかけしております……。でもそのかいあって、本ができあがってきたときの喜びも「倍」になりました!
−−今後の展開、読者へ一言お願いします。
京夜たちが主人公の「GJ部」は、2013年1月からテレビアニメがスタートします。それより少し前に、小社刊「サンデーGX」にて、イラスト担当のあるや先生ご本人が描かれるコミカライズ連載もはじまります。読者の皆さんからの要望が高かったメディアミックス、楽しみにしていてくださいね。
「GJ部」は、部長である真央たちの卒業にあわせて、2012年の3月をもって全9巻完結となったのですが、引き続き「GJ部中等部」のシリーズを刊行中です。「GJ部」同様、こちらも1年4冊を目標に定期刊行を目指しています。引き続きの応援、よろしくお願いします……!
小学館 ガガガ文庫編集部 具志堅勲
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