注目ドラマ紹介:「大奥~誕生」 堺雅人主演で“男女逆転大奥”の誕生描く 続編映画も公開へ

金曜ドラマ「大奥~誕生[有功・家光篇]」に出演する堺雅人さん(左)、多部未華子さん
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金曜ドラマ「大奥~誕生[有功・家光篇]」に出演する堺雅人さん(左)、多部未華子さん

 俳優の堺雅人さん主演の金曜ドラマ「大奥~誕生[有功・家光篇]」(TBS系)が12日スタートする。10年に八代将軍・吉宗の時代を舞台に男女逆転の「大奥」の世界を描いて話題となった映画の続編プロジェクトとして制作され、今回は三代将軍・家光の世界を舞台に、「将軍は女、仕えるのは美男3000人」という“男女逆転大奥”の誕生と、江戸城にうずまく策略、嫉妬、純愛をドラマチックに描く。

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 「大奥」は、謎の疫病で男性が女性の4分の1の人口になったことで男女の役割が逆転し、仕事も政治も女性が取り仕切るようになった江戸時代を描いたよしながふみさんのSFマンガが原作。10年公開の映画は、女優の柴咲コウさん、人気グループ「嵐」の二宮和也さんらが出演し、興行収入約23億円、動員約200万人というヒットを記録した。

 堺さんは、家光の側室になるため還俗(げんぞく)させられ、大奥に送り込まれる美しい僧侶・万里小路有功(までのこうじありこと)を演じる。また、家光役には女優の多部未華子さん、有功の弟子で、後に家光の側室となる玉栄(ぎょくえい)役に人気グループ「KAT−TUN」の田中聖さん、有功の大奥入りを熱望する春日局役に麻生祐未さん、そのほか平山浩行さん、南沢奈央さん、段田安則さん、内藤剛志さん、尾美としのりさんらが出演する。

 第1話は、疫病が大流行し、国内の男子の人口が激減。家光自身もこの病にかかって早逝してしまう。徳川家の血筋が絶えることを危惧した春日局(麻生さん)は、家光が江戸城の外に作った少女を男装させ、江戸城大奥でひそかに将軍として養育していた。その少女(家光・多部さん)が16歳になったころ、春日局は京から慶光院の新院主として継目御礼のためやってきた美しい僧侶・有功(堺さん)を見初め、無理やり、家光の小姓になるよう強要する。苦慮の末、春日局の脅迫に負けた有功は弟子の玉栄(田中さん)とともに還俗し、大奥に仕えることになるが……というストーリー。

 主題歌にはMISIAさんの「DEEPNESS」を採用。ドラマは12日から毎週金曜午後10時放送。初回は15分拡大版。また、ドラマ終了後の12月22日からは、五代将軍・綱吉の時代を描く映画「大奥~永遠~[右衛門佐・綱吉篇]」も全国公開予定。引き続き堺さんが主演し、有功とうり二つの謎の男・右衛門佐(えもんのすけ)を演じるほか、綱吉役に菅野美穂さんが出演する。(毎日新聞デジタル)

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