レディ・ジョーカー:WOWOWで初ドラマ化 上川隆也の合田刑事再び

ドラマ「レディ・ジョーカー」のイメージビジュアル
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ドラマ「レディ・ジョーカー」のイメージビジュアル

 高村薫さんの人気小説「レディ・ジョーカー」が、WOWOWの「連続ドラマW」枠で13年3月にドラマ化されることが12日、明らかになった。同枠で10年に放送された「マークスの山」に引き続き、両作品に登場する主人公・合田刑事は、俳優の上川隆也さんが再び演じる。上川さんは「今回も合田を演じられることを、心からうれしく思います」と喜び、「地上波放送や映画ではない“WOWOWのドラマW”というフィールドに、高村薫先生作品の濃密な物語を、スタッフ・共演者とともに描き出していきたいと思います」と気合十分だ。

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 「レディ・ジョーカー」は、ビール会社社長の誘拐に端を発し、大企業の舞台裏や社会問題などに切り込んだ社会派サスペンス。85年の「グリコ・森永事件」に着想を得て高村さんが執筆し、単行本と文庫を合わせて累計発行部数100万部を超える大ヒットとなった。04年には映画化されているが、テレビドラマ化されるのは今回が初めて。

 業界のトップメーカー・日之出ビールの城山社長が、“レディ・ジョーカー”と名乗る犯行グループに誘拐された。刑事の合田(上川さん)らが捜査にあたるが、程なくして城山は解放された。その裏で犯行グループは、350万キロリットルのビールへ異物混入をにおわせ、城山に20億円を要求する……という展開。監督・脚本などスタッフは、ドラマW「マークスの山」のメンバーが再び集結し、城山社長は、上川さんとは初共演となる柴田恭兵さんが演じる。柴田さんは「『レディ・ジョーカー』は本格的なサスペンス。上川さんをはじめ、初めて共演させていただく方も多いので、今から撮影が楽しみです」と話している。

 ドラマ「レディ・ジョーカー」は、WOWOWプライムで13年3月にスタート予定。毎週日曜午後10時から放送される。全7話で第1話は無料放送。(毎日新聞デジタル)

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