俳優で歌手のユースケ・サンタマリアさんが17日、テレビ東京で行われた26日スタートの新番組「世界ナゼそこに？日本人 ～知られざる波瀾万丈伝～」の初回収録後に、一緒にMCを務めるを務めるフリーアナウンサーの杉崎美香さんと取材に応じた。海外で働く日本人を直撃する番組にちなみ、行きたい国を聞かれたユースケさんは、「神経質なところがあって、不衛生なところは苦手で……」と苦笑い。一方で、杉崎さんは「私は真逆で、行ったところのないところに住んでみたい。昔は不衛生なところは苦手だなと思う自分が嫌で、それを越えるために大学時代にバックパッカーで行ったりしました」と意外な一面を披露し、ユースケさんを驚かせていた。

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　2人は同じ大分県出身であることから、ユースケさんは「（杉崎さんが担当していた朝の情報番組）『めざにゅ～』にどれだけ救われたか。大好きだった」と杉崎さんに告白。杉崎さんが同番組を卒業する際も番組を見ていたといい、「（杉崎さんが）泣いているとき、絶対この人嫁さんにするんだって当時思った。ただ重婚になっちゃう。同じ大分ってだけでくどいたらいけるんじゃないかって」と“ユースケ節”全開だった。

　この日の初回収録は、予定の終了時間より1時間も押して（延びて）しまったことから、ユースケさんは「本当は僕、なんでも巻き（早め）で終わりたいんです、僕が押す時って楽しいときなんです」と報道陣に“釈明”。一方で、杉崎さんは「ユースケさんの心地のいい大暴走ぶりが隣にいて楽しい。ユースケさんの大暴走をやわらかく止めながら進行していけたら」とフォローし、息の合った様子を見せていた。

　同局で初めてレギュラー番組を担当するユースケさんは、同番組放送直後に、所ジョージさん、ビートたけしの番組がそれぞれ放送されることから、「お二人に肩を並べて……とそんな大それたことではないけれど、同じような枠でできるのはとても光栄」と笑顔で話し、「いっそのこと、所さん、たけしさんと4時間特番とかやれたら最高だな」と意気込んでいた。

　番組は、「世界で頑張る日本人」をテーマに、“どこのテレビ局にも発掘されていない”不器用で人間くさく、魅力的な世界で頑張る日本人に迫る新感覚ドキュメントバラエティー。26日放送の初回では、ケニアでぬいぐるみ作りに励む女性や、トーゴでネットカフェを経営する男性などを紹介し、戦場カメラマンの渡部陽一さんが世界195カ国のラーメンを食べ歩く連続企画「ラーメンロード」も流される。番組は26日スタートで、毎週金曜午後7時54分から放送。初回は2時間スペシャルで放送。（毎日新聞デジタル）