ネオ・ウルトラQ:田辺誠一らメーンキャスト決定 47年後が舞台の新シリーズ

「ネオ・ウルトラQ」のメーンキャストとなる(左から)尾上寛之さん、田辺誠一さん、高梨臨さん (C)2013 円谷プロ・WOWOW
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「ネオ・ウルトラQ」のメーンキャストとなる(左から)尾上寛之さん、田辺誠一さん、高梨臨さん (C)2013 円谷プロ・WOWOW

 「ウルトラマン」シリーズの原点となった空想特撮シリーズ第1弾「ウルトラQ」の新シリーズ「ネオ・ウルトラQ」のキャストが20日、明らかになった。不可解な出来事に引き寄せられる心理カウンセラー・南風原仁(はいばら・じん)役を俳優の田辺誠一さん、トラベルカルチャー誌のライター・渡良瀬絵美子役を女優の高梨臨さん、バー「トビラ」のマスター・白山正平役を尾上寛之さんが演じ、前作と同様、人知を超えた“力”に向き合っていく。

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 「ネオ・ウルトラQ」は、円谷プロとWOWOWが共同制作。舞台は第1弾から47年後、境遇も考え方もまったく異なる3人が南風原の恩師・屋島教授に助けられながら、人間に危害を加えず黙々と歩き続ける“ニルワニエ”、洗濯が得意でクリーニング店を経営する“ブレザレン”、自らの星と地球とでビジネスを行う“ヴァルカヌス星人”、少女に恋する怪獣“ファルマガン”など、さまざまな怪獣・宇宙人たちと対峙(たいじ)する……というストーリー。全12話のオムニバス構成で、いながききよたかさんらが脚本を担当、映画「五条霊戦記 GOJOE」(00年)の石井岳龍監督、映画「カフーを待ちわびて」(09年)の中井庸友監督、 「SR サイタマノラッパー」(08年)の入江悠監督、特撮映画「長髪大怪獣ゲハラ」(09年)の田口清隆監督がメガホンをとる。

 「ウルトラQ」は66年、円谷プロの創業者で映画「ゴジラ」の特撮監督など“特撮の神様”と呼ばれる円谷英二さんが監修・制作し、米ドラマ「トワイライトゾーン」などをヒントに作られた1話完結型、全28話のSFドラマ。青年パイロット万城目淳(佐原健二さん)とその助手の戸川一平(西條康彦さん)、そして毎日新報の女性カメラマンの江戸川由利子(桜井浩子さん)がさまざまな怪事件に遭遇し、時にユーモラスに、時にシリアスに解決していくという物語。その後、66~67年に「ウルトラマン」が放送され、平均視聴率36.8%という大人気番組となり、その人気を受けて、67~68年に「ウルトラセブン」が放送された。

 「ネオ・ウルトラQ」は、WOWOWプライムで13年1月放送予定。第1話は無料放送となる。撮影現場の様子や一部本編映像を初公開する特別番組「『ネオ・ウルトラQ』誕生!」は11月3日午前10時45分に放送。(毎日新聞デジタル)

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