遊川和彦:ミタ5冠も松嶋受賞なしに「残念」

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 世界に見せたい日本のドラマを選ぶ「東京ドラマアウォード2012」で、日本テレビの大ヒットドラマ「家政婦のミタ」が連続ドラマ部門で作品賞のほか、助演男優賞、脚本賞、プロデュース賞、アジア賞を受賞して5冠を達成した。東京都内のホテルで22日に行われれた授賞式に出席した遊川和彦さんは脚本賞受賞を喜んだが、「うちの主役(松嶋菜々子さん)が主演女優賞を取ってなかったことがとても残念」と悔しがった。

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 ドラマは、松嶋さん演じるスーパー家政婦の三田灯が母親を亡くし、4人の子供と父親が家庭崩壊の危機に直面している阿須田家に派遣され、さまざまな問題に直面するというストーリー。喜怒哀楽を示さず業務命令なら「承知しました」の一言で犯罪行為に及ぶまでなんでもやってしまう三田の振り切れたキャラクターが受け、最終回で日本の連続ドラマとしては11年9カ月ぶりに40%の大台に乗せる平均視聴率40.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)をたたき出した。

 遊川さんは授賞式で「僕らは自分が思っているよりすごい作品が作れる。しんどいんですけれど、とにかく頑張って、外すことも多いですが、絶対にいい作品を作れる力がある!」と熱弁して会場のドラマ関係者を激励。授賞式には、助演男優賞を受賞した長谷川さんも登壇し「見ている人に『ひどい役やってる』と言われたが、僕のやった父親がどう成長していくか見ていただきました」と胸を張った。

 「東京ドラマアウォード」は、作品の質の高さだけではなく、“市場性”、“商業性”にスポットをあて、“世界に見せたい日本のドラマ”というコンセプトのもと、世界水準で海外に売れる可能性が高い優秀なテレビドラマを表彰している。(毎日新聞デジタル)

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