志田未来:満島真之介は「いい意味でしつこい」 ドラマWスペシャル「尋ね人」完成披露

1 / 18

 女優の夏川結衣さんがWOWOWのドラマに初主演するドラマWスペシャル「尋ね人」(篠原哲雄監督)の完成披露試写会が1日、東京都内で行われ、夏川さん、十朱幸代さん、志田未来さん、安田顕さん、満島ひかりさんの実弟の満島真之介さんといった豪華な出演者が登場した。

あなたにオススメ

 夏川さん演じる李恵の若い頃の母親・美月を演じたWOWOWドラマ初出演の志田さんは、ロケ地となった北海道・函館で観光し、「自転車でぐるぐる回って、現地の人と間違えられました」と笑顔で語った。美月の恋人・籐一郎役の満島さんも「どこかで志田さんとはち合わせしないかなと思って、僕もぐるぐる回ってた。(恋する)籐一郎の役作りにも役立ちました……」と淡い恋心を告白したが、志田さんに「満島さんは、現場でもいい意味でしつこい方で……」とかわされ、会場の笑いを誘っていた。

 「尋ね人」は、「海猫」「余命」の著者、谷村志穂さんの同名小説が原作。昭和と現代の時空を超えた切なく壮大な悲恋物語が展開する。昭和27(1952)年の函館、美月は恋人の籐一郎と並んで市電を待っていたが、乗り込んだ電車に籐一郎の姿はなく、そのときを境に籐一郎は行方知らずになってしまった。その後50年、東京で会社を経営していた美月の娘・李恵は、死期を悟った母・美月からかつての恋人、籐一郎を捜してほしいと頼まれる。当時の100通もの恋文から捜索を開始した李恵。やがて、時空を超えて籐一郎の実像があぶり出されていく……というストーリー。

 夏川さんは「自分の母親の過去はほとんどの人が知らないと思う。でも、過去の恋人を捜してくれといわれることで、母の青春を知っていくのは新鮮なことで楽しかった」と笑顔で語り、母親・美月役の十朱さんは「体は病気と闘っているんだけれど、心は恋する乙女に戻っているんじゃないか。人生の最後を青春で終えるなんてカッコいい」と自身の役について語った。夏川さんとラブシーンを演じた安田さんは「夏川さんがさばさばしていて、緊張している暇がない。パパッとやってことなきを得ました……」と語って会場を沸かした。

 同ドラマは、WOWOWプライムで3日午後7時半から「TOUCH!WOWOW 2012 いいね♪3チャンネルの日」内で放送。ドラマWとしては初の無料放送となる。(毎日新聞デジタル)

写真を見る全 18 枚

テレビ 最新記事