のぼうの城:文庫上下巻が100万部を突破 発売から2年で

小説「のぼうの城」文庫版の表紙 上巻(右)と下巻
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小説「のぼうの城」文庫版の表紙 上巻(右)と下巻

 8日発表されたオリコン週間本ランキング(12日付)によると、和田竜さんの小説「のぼうの城」の上下巻(小学館)が1週間でそれぞれ約4万8000部と約4万2000部を売り上げ、文庫部門の1位と2位を獲得した。また、累計売り上げは上巻が約53万8000部、下巻が約49万3000部で計約103万1000部となり、10年10月6日の発売から約2年で100万部を突破した。

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 同作は、天下統一を目指す豊臣秀吉率いる2万人に500人で挑んだ忍城軍の戦いを描き、07年に単行本が発売された。狂言師の野村萬斎さん主演で映画化され、今年11月2日に公開された。

 また今回の文庫部門ランキングのトップ5位は、映画化された作品が占めた。3位が辻村深月さんの「ツナグ」(新潮社)、4位が貴志祐介さんの「悪の経典」上巻(文藝春秋)、5位が湊かなえさんの短篇集「往復書簡」(幻冬舎)で、「往復書簡」には映画「北のカナリアたち」の原作「二十年後の宿題」が収められている。(毎日新聞デジタル)

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