「2012 ユーキャン新語・流行語大賞」で「ワイルドだろぉ」が年間大賞に輝いたお笑い芸人のスギちゃんが3日、表彰式に出席し、喜びを語った。
あなたにオススメ
「豊臣兄弟!」では池松壮亮が! 大河ドラマ“秀吉俳優”史を振り返る
大賞受賞に、スギちゃんは「本当に取れると思ってなかった。うれしい」と喜びを爆発させ、「(所属事務所の)サンミュージックの人間でもいままで大賞をとったことはない。社長が喜んでいると思います。やったぜ、社長!(会場にいる社長に手を振る) 社長が裏から手を回してくれたお陰だぜぇ!(笑い)」とコメントして笑いを取った。
また、「よくいわれているジンクス(流行語大賞に選ばれた芸人は翌年消える)がありますけど、(これまでは)いつもジンクスを裏切らず、消えてやるぜといってましたけど、もう少し残りたいですね~」と今後の生き残りにも色気を出していた。
スギちゃんは9月、けがからの復帰会見で「ベストジーニストと流行語大賞はもらった」と宣言していたが、その後「ベストジーニスト」の受賞を逃していただけに、悲願の「新語・流行語大賞」年間大賞受賞となった。お笑い芸人のネタが年間大賞を受賞するのは、08年にエド・はるみさんの「グ~!」が選ばれて以来4年ぶり、単独受賞は91年にチャーリー浜さんの「…じゃあ~りませんか」が選ばれて以来21年ぶり。
なお、トップテンは「iPS細胞」「維新」「LCC(ローコストキャリア)」「終活」「第3極」「近いうちに…」「手ぶらで帰らせるわけにはいかない」「東京ソラマチ」「爆弾低気圧」「ワイルドだろぉ」が選ばれた。
同賞は84年にスタートし、今年で29回目。「現代用語の基礎知識」(自由国民社)の読者審査員のアンケートで候補語を選出し、東大教授の姜尚中さん、歌人の俵万智さん、ジャーナリストの鳥越俊太郎さんらが名を連ねる選考委員会でトップテンと年間大賞を選んだ。(毎日新聞デジタル)