女子プロゴルフの最高峰といわれるLPGA(米女子プロゴルフ協会)ツアーの12年シーズンを振り返る番組「2012総集編~激闘と歴史的瞬間をもう一度~」が22日、WOWOWで放送される。多数の日本人選手が活躍する中、今季ツアーで2勝を挙げ、さらにウィリアム&モージー・パウエル賞を受賞するなど充実の1年となった宮里藍選手に、同局解説者の小田美岐さんが話を聞いた。(毎日新聞デジタル)
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−−12年シーズンは、ウィリアム&モージー・パウエル賞を受賞されるなど大活躍の1年でしたね。選手が選ぶ“一番模範となった選手”というこの賞を受賞した感想をお願いします。
最初お話をいただいたときは、「なんで私なの?」という感じでしたが、「おめでとう! 藍がこの賞をもらってすごくうれしい」といってくださる方がたくさんいて……。選手の投票で選ばれる賞なので、私も米国でプレーしてきて、自分の居場所が本当にここにあるのだなと実感しました。
−−12年シーズンの最初に、藍ちゃんが掲げた目標は「プレーヤー・オブ・ザ・イヤー(POY)」(年間最優秀選手賞)を取ることと、メジャーで優勝することだったのですが、1年を振り返っていかかでしたか。
12年シーズンは、2勝できたので、自分としては最低限の目標は達成できたかなとは思います。ただ、やはりプレーヤー・オブ・ザ・イヤーを取るためにはもう一つパンチが足りなくて、年間通してもう少し安定したプレーがしたかったなという課題もあります。でも自分としては毎年1勝でも勝ち続けることが大きな目標だったので、達成感と半分半分な感じの1年でした。
−−12年シーズンで一番ご自身のプレーで印象に残った試合はありますか?
2勝目のP&G(ウォルマートNWアーカンソー選手権)の試合で(宮里)美香ちゃんと優勝争いをしたことが、すごく私の中で印象に残っています。やはり日本人同士で優勝争いしたいというのは、日本人選手が増えてからずっと思っていたことですし、実際に日本人が世界でも戦っていけるんだというアピールになった瞬間でもあったと思います。私としてはすごく意味のある2勝目でした。
−−13年シーズンの目標は、やはりプレーヤー・オブ・ザ・イヤーを取ることでしょうか?
そうですね。今年ロレックスの受賞パーティーに参加させてもらい、ステーシー・ルイス選手のスピーチを聞いて彼女が乗り越えてきたことや、人生の話を聞いて、この賞はすごく価値があるし、限られた選手しかもらえない賞だなと改めて客観的に思いました。そう思えば思うほど、あのトロフィーに名前を刻みたいなっていう気持ちがどんどん強くなる一方だったので、プレーヤー・オブ・ザ・イヤーを目標に、13年シーズンも頑張ろうと思っています。
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