ももクロ：飛躍の1年に「夢みたい」と涙　年内最後のライブにファン1万6000人

　5人組アイドルグループ「ももいろクローバーZ」（ももクロ）が25日、さいたまスーパーアリーナ（さいたま市中央区）でクリスマスライブ「ももいろクリスマス2012～さいたまスーパーアリーナ大会～」を開催した。この日が年内最後のライブとなったことから、アンコールで百田夏菜子さんは「ここ最近はどんどん信じられないことが起きていて、すごく不思議。ここに立たせていただいているのも、夢みたいというか……」と感極まって涙。声を詰まらせる百田さんに、約1万6000人のファンから声援が送られると、百田さんは涙をぬぐい、「紅白（第63回NHK紅白歌合戦）という大きな壁であり、やっとかなえられた大きな夢がある。今日いただいた勇気を胸に、ももクロらしさで盛り上げていけたら。みなさん楽しみにしてください！」と笑顔でファンに誓った。

あなたにオススメ

来春朝ドラ「あんぱん」の“二人の妹”　朝ドラヒロインまで手が届くか

　ももクロは、以前から紅白出場を目標に掲げており、玉井詩織さんは「年末に紅白という大きな舞台がある。夢をかなえるということは、きっとまた新しい夢ができること。私たちはずっとずっと前に進んでいきます！」と力強くコメント。一方、有安杏果さんは、「私たちはこのまま変わらないでいきたいと思うので、これからも応援してください！」と涙ながらに語った。

　クリスマスライブは、24、25の両日開催され、2日間で約3万2000人のファンが集まった。「サラバ、愛しき悲しみたちよ」や「行くぜっ！怪盗少女」、同ライブ開催を記念したシングル「僕等のセンチュリー」など全24曲が披露された。

　ももクロの激しいダンスパフォーマンスに、集まったファンたちは、赤や黄色、ピンクなどの色とりどりのサイリウムを一斉に打ち振るなど大盛り上がりだった。松崎しげるさんがゲストとして登場し、13年4月13、14日に、西武ドーム（埼玉県所沢市）でももクロのライブが行われることを発表した。この日のライブの模様は、全国映画館29館33スクリーンとライブハウス3会場で同時生中継された。（毎日新聞デジタル）