映画興行成績:「ストロベリーナイト」が初登場首位 「ライフ・オブ・パイ」は3位

映画「ストロベリーナイト」の一場面 (C)2013 フジテレビジョン S・D・P 東宝 共同テレビジョン FNS27社 光文社
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映画「ストロベリーナイト」の一場面 (C)2013 フジテレビジョン S・D・P 東宝 共同テレビジョン FNS27社 光文社

 28日に発表された26、27日の映画観客動員ランキング(興行通信社調べ)によると、10年11月放送のスペシャルドラマ、12年1月期の連続ドラマが幅広い年齢層に支持された人気シリーズの劇場版「ストロベリーナイト」が初登場で首位を獲得。全国311スクリーンで公開され、土日2日間の成績は、約24万1100人を動員し、興行収入約3億1800万円となるヒットスタートとなった。公開日の26日には、フジテレビ系でスペシャルドラマ「ストロベリーナイト アフター・ザ・インビジブル・レイン」も放送され、平均視聴率15.4%という高視聴率を記録し、映画の動員を後押ししている。

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 そのほか新作では、名匠アン・リー監督の最新作「ライフ・オブ・パイ /トラと漂流した227日」は初登場3位。25日に公開され、土日2日間の成績は、全国713スクリーンで約21万9600人を動員、興行収入約3億3000万円となり、前夜祭を含む3日間の成績では、興行収入4億円を超えた。客層は、男女比は半々で学生からシニア層と幅広く集客し、平日も変わらぬ数字が期待される。

 阿部寛さん主演の「つやのよる ある愛に関わった、女たちの物語」は、惜しくもトップ10入りを逃し、12位に初登場。直木賞作家の井上荒野さんの小説を「GO」や「世界の中心で、愛をさけぶ」「春の雪」で知られる行定勲監督が映画化。小泉今日子さん、野波麻帆さん、風吹ジュンさん、真木よう子さん、忽那汐里さん、大竹しのぶさんといった豪華女優陣が出演している。

 「ストロベリーナイト」は、誉田哲也さんのミステリー小説シリーズが原作で、竹内結子さん演じるノンキャリアながらも異例のスピード出世を遂げた警視庁捜査1課の主任警部補・姫川が事件の解明に挑む本格サスペンス。映画は小説「インビジブルレイン」が原作。暴力団構成員の連続殺人事件を追う姫川は、背後に何重にも隠蔽(いんぺい)され複雑にからまった警察組織があることに気付き、その闇を暴こうとする……という物語。ドラマに引き続き、西島秀俊さん、小出恵介さん、「関ジャニ∞」の丸山隆平さんら警視庁捜査1課の姫川班メンバーや武田鉄矢さんが出演。新たに、暴力団幹部・牧田役を大沢たかおさん、絶大な信頼を集める捜査1課長・和田役を三浦友和さんが演じている。

 「ライフ・オブ・パイ」は、英の文学賞「ブッカー賞」を受賞した小説「パイの物語」が原作。今年の米アカデミー賞で作品賞や監督賞など11部門でノミネートされている。16歳の少年パイと家族、多くの動物たちを乗せた貨物船が嵐で沈没し、パイは救命ボートに乗るが、ベンガルトラも身を潜めており、太平洋で少年とトラは227日の漂流生活を送るという物語。日本語吹き替え版では、大人のパイ(イルファン・カーンさん)の声を俳優の本木雅弘さんが担当し、話題を集めている。(毎日新聞デジタル)

1位 ストロベリーナイト

2位 テッド

3位 ライフ・オブ・パイ/ トラと漂流した227日

4位 東京家族

5位 レ・ミゼラブル

6位 ONE PIECE FILM Z

7位 特命戦隊ゴーバスターズVS海賊戦隊ゴーカイジャー THE MOVIE

8位 劇場版 HUNTER×HUNTER 緋色の幻影

9位 LOOPER/ルーパー

10位 ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q

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