江口洋介:震災から2年で被災地取材 「ガイアの夜明け」で2週連続放送

テレビ東京提供
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 俳優の江口洋介さんが案内人として出演する経済ドキュメンタリー番組「ガイアの夜明け」(テレビ東京系)で、江口さんが約1年ぶりに東日本大震災の被災地を取材。震災直後から、復興への道のりを経済的な視点で掘り下げていく番組のシリーズ企画「復興への道」の一環として行われたもので、江口さんは「1年前に来たときは、いろんなことが止まっているように見えましたが、今回は少しずつですが動いていっている感じがしました。東京の人たちが思っている以上に、現地の人々は前向き。もちろん現実は厳しいとは思いますが一人一人の力強さを感じられました」と振り返っている。26日と3月5日に2週連続で放送。

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 「ガイアの夜明け」では、「復興への道」シリーズを13回にわたり放送。今回は「復興への道 第14章、第15章」として、江口さんは3回目の被災地取材を行った。江口さんは、福島県のショッピングセンターの新たな取り組みや、宮城県石巻市女川町の漁業・水産業の現状と新しい動きを現地で取材してきた。

 江口さんは「僕も、そして皆さんもそうだと思いますが、忙しく日常を送っていると、この2年間はあっという間でした。被災地に関する報道がどんどん少なくなり、政権も代わる中、少しでも何かを伝えられたらと思って今回取材に来ました」と取材にかける思いを告白。

 26日放送の第14章「ふるさとを失って…~原発から8キロ 地元人気店の2年間~」では、原子力発電所から8キロ圏内にある地元のショッピングセンターがどう再生していったのか、2年間の軌跡を追った。3月5日放送の第15章「甦れ!三陸の水産業(仮)」では、津波によって壊滅的な被害を受けた三陸海岸の漁業と水産加工業の復興のため、「恒常的に水産物が売れる」仕組みを作ろうと挑戦する地元漁師と企業を追った。

 江口さんは、取材を通して「地に足をつけて生きようとしている人たちの生きる大変さも感じるし、それでも希望とかある種の楽しみがなくちゃ、やはり人は前に行けない……。そういった、来てみないと分からないことがたくさんありました」と振り返り、「このような取材に携われてすごくありがたいと思います」と感謝の思いを口にした。

 「ガイアの夜明け」は毎週火曜午後10時に放送。江口さんが被災地を取材した「復興への道 第14章、第15章」は、26日と3月5日に2週連続で放送。(毎日新聞デジタル)

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