山田洋次監督の下で20年にわたって共同脚本・助監督を務めてきた平松恵美子さんの初監督作品「ひまわりと子犬の7日間」が16日に公開される。しっかりとした骨組みの脚本、丁寧な映像で、弱い者の視点で命の大切さを伝える珠玉作となった。殺処分にされる運命にある犬の母子というシビアな実話を基にしながらも、親子関係という親近感を感じる物語に落とし込み、エンターテインメント作に仕上がった。春休みに親子で観賞するのにおすすめの1本になった。
あなたにオススメ
朝ドラ:26年度後期は「ブラッサム」 主演は石橋静河 モデルは…
07年、冬の宮崎。神崎(堺雅人さん)は妻(檀れいさん)を亡くして5年、母親(吉行和子さん)と娘、息子と暮らしている。勤務先の保健所に送られてくる動物を少しでも救おうとする神崎は、規則を破って収容期間を延ばしては、上司(小林稔侍さん)に注意を受けている。娘の里美(近藤里沙さん)と息子の冬樹(藤本哉汰君)は、動物の里親探しを手伝ってくれているが、殺処分される運命については知らされていない。しかしふとしたきっかけで父親の仕事を知った里美は、泣きながら父親を責め立て、心を閉ざしてしまう。そんなある日。神崎は後輩の佐々木一也(若林正恭さん)と一緒に畑を荒らし回る野犬の保護に出向いた。人間を威嚇する犬は母犬で、生まれたばかりの子犬がいた……というストーリー。
見る前から「動物」「かわいそう」というキーワードに惑わされないでほしい。これは、他者を理解する難しさを描いた映画だ。人間と犬、父と娘、上司と部下、さまざまな摩擦の中でその難しさが重層的に描かれている。怒っている。母犬が怒っている。当然だ。子犬を守っているのだから。誰からも理解されない野犬。しかし「ひまわり」という名前を付けられた瞬間、大切な生き物になる。冒頭に「この犬のこれまでの物語」が描かれたお陰ですっかり感情移入しているから、神崎を応援する気持ちにもグッと力が入る。寄り添ってくれる人間に少しずつ心を開いていく犬の演技(?)には、どう演出したのかと驚かされた。母犬にカッコよさを感じる神崎の娘は、上から目線では決して感じることのできない生命の強さを犬の中に見ている。ここで子どもたちに母親がいない設定が生きていた。この子どもたちもまた、たくましい。平松監督の次回作が今から楽しみだ。(キョーコ/毎日新聞デジタル)
俳優の芳根京子さんが3月25日、東京都内で開かれたディズニー&ピクサーの最新アニメーション映画「私がビーバーになる時」(原題:Hoppers、ダニエル・チョン監督)の大ヒットを記…
俳優の山崎賢人さんが3月26日、東京都内で行われた主演を務める映画「ゴールデンカムイ 網走監獄襲撃編」大ヒット御礼舞台あいさつに出席。共演の舘ひろしさんからの言葉に苦笑いする一幕…
北条司さんの人気マンガを実写化したNetflix映画「シティーハンター」の続編「シティーハンター2」が制作され、2027年にNetflixで世界独占配信されることが分かった。主人…
俳優の山崎賢人さんの主演映画「キングダム」の最新作「キングダム 魂の決戦」(佐藤信介監督、7月17日公開)で、人気キャラクター・桓騎を坂口憲二さんが演じることが明らかになった。山…
ディズニー&ピクサーの最新アニメーション映画「私がビーバーになる時」(原題:Hoppers、ダニエル・チョン監督、公開中)の日本版で、“のんびり屋すぎて食べられがちな癒やし系ビー…