注目ドラマ紹介:「間違われちゃった男」 古田新太が連ドラ初主演 下町舞台の人情コメディー

フジテレビ提供
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 俳優の古田新太さんが主演する「間違われちゃった男」(フジテレビ系)が13日、放送をスタートする。東京の下町、蔵前にあるすし屋「寿司政」を舞台に、古田さん演じるコソ泥の沢木裕次郎が、失踪したすし屋の板前に人違いされてしまったことから始まるコメディータッチの人情ドラマ。古田さんが連続ドラマの主役を務めるのは今回が初めてで、沢木の舎弟・ヤス役で人気グループ「KAT-TUN」の中丸雄一さんも出演する。

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 ドラマは同局のドラマ枠「土ドラ」の第5弾作品で、昨年末に解散した劇団「東京セレソンデラックス」の舞台「ぴえろ」を下地にしており、作者である宅間孝行さんが連続ドラマ向けに脚本を改めて書き下ろすとともに演出も担当。1話で1日のストーリーとして展開していく予定で、舞台では描かれなかったエピソードも織り込まれる。

 古田さん演じる沢木は、人情に厚く、涙もろいせいで失敗を繰り返す、さえないコソ泥。「寿司政」に盗みに入ったところをボコボコにされるが、10年前に寿司政を出て行った腕利きの職人・テルにそっくりだったため、寿司政の面々に間違われ、一転歓迎を受けることに。寿司政の窮地を聞くうちに、人のよさが災いして、逃げられなくなってしまうという設定。また、中丸さん演じるヤスこと川村靖は、沢木を「兄貴」と慕う舎弟。沢木と一緒に寿司政につかまってしまうが、沢木ほどドジではなく冷静で、逃げ出す機会をうかがっている。

 そのほか、亡くなった寿司政の大将・大友政史の長女で、残された寿司政を何とか守ろうと奔走する秋子を戸田菜穂さん、次女の春子を佐藤めぐみさん、寿司政の従業員・待場順平を木村了さんが演じ、三倉佳奈さん、ICONIQさん、石田えりさんらも出演。また、フリーアナウンサーの羽鳥慎一さんがすし政の隣の花屋「ハセガワフラワー」の2代目社長・長谷川好吉役で出演し、俳優デビューを飾る。

 第1話は、コソ泥の沢木とヤスは、寿司政に忍び込むが、隣人の藤原源太(大河内浩さん)に出くわし、後ろから殴られ気絶してしまう。その日の午後、目を覚ました2人の前で、「テルちゃん、お帰り!」と2人を歓迎する寿司政の次女・春子と従業員の順平と源太の妻・セツコ(石田さん)。困惑する沢木とヤスだったが、やがて沢木は自分のことをテルという人物と勘違いしていると気付き、3人に話を合わせ始める……というストーリー。

 ドラマは13日から毎週土曜午後11時10分放送。(毎日新聞デジタル)

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