歌手や俳優の発掘を目的としたエイベックスのオーディション「avex audition MAX 2013」の決勝大会が17日、SHIBUYA−AX(東京都渋谷区)で開催され、沖縄県在住のダイアン・ケルフーンさん(17)と大阪府在住の手島章人さん(19)がアーティスト部門のグランプリに輝いた。アクター部門は、北海道在住の佐藤友祐さん(16)がグランプリに選ばれた。
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ケルフーンさんは日本人の母と米国人の父を持つ17歳の学生。沖縄県でモデルとして活動しており、好きなアーティストはレディー・ガガさんやケイティ・ペリーさん。手島さんは大阪府内の大学に通う19歳。好きなアーティストは久保田利伸さんで、12年にエイベックス・アーティストアカデミー大阪校でボイストレーニングを本格的に始めた。アクター部門グランプリの佐藤さんは札幌市の高校に通う16歳で、ミュージカルなどの出演経験がある。
エイベックスのオーディションではこれまで、倖田來未さんや「AAA」の西島隆弘さん、「東京女子流」の新井ひとみさんらを輩出しており、同社が大型オーディションを開催するのは08年以来、5年ぶり。今回のオーディションは同社の創立25周年を記念して開催された。アーティスト部門のグランプリは、13年度のメジャーデビューとイベント「a-nation」出場、アクター部門のグランプリは、動画配信サービス「BeeTV」のドラマと今秋公演のミュージカルの出演が決まる。さらに、「アポロシアター・アマチュアナイト・プロデューサー特別賞」が用意されており、受賞者は、11月にニューヨークのアポロシアターで開催されるアマチュアナイトへのシード権が与えられる。
オーディションは昨年11月に応募をスタートし、58カ国から1万6000人以上がエントリー。決勝大会には、二度の審査を通過した22人が登場し、歌や演技を披露した。審査員は音楽プロデューサーの小室哲哉さんと大沢伸一さん、同社の松浦勝人社長らが務めた。また、決勝大会では、同社のオーディションの出身者である「AAA」「SUPER☆GiRLS」がゲストとしてライブを繰り広げた。(毎日新聞デジタル)