「今でしょう!」というフレーズとともにドヤ顔を見せるCMが話題の予備校講師の林修さんが、著書「いつやるか?今でしょ!」(宝島社)の売り上げ10万部突破を記念して、17日に東京都内でサイン会を行った。イベント前に“人生初”だという記者会見に登場した林さんは、ブレークについて「よくわからないことが起きていますね。何か陰のプロデューサーに転がされている感じもします」と不思議な心境であることを明かしつつ、「極めて冷静に受け止めています。人生に1度こういうことがあるんだな、と」とコメント。また、タレント転向の可能性は「ないです、ないです!」と否定し、「予備校で教えているほうがずっと楽ですもん」と苦笑気味に語っていた。
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「いつやるか?今でしょ!」は、自身の体験に基づき書かれた自己啓発本。あいさつは誰にでも平等に、表情力をアップしようなど「今すぐやるべき基本の習慣」や、仲間同士でなれあうなといった「今すぐやめるべき無駄な行動」など、林さん流の人生のアドバイスがつまっている。また15日には、第2弾「今やる人になる40の習慣」(宝島社)を発売。林さんは「うまくいっている人といっていない人の違いはわずか。その微差を克服するのは簡単だというのを伝えたい」と2冊をアピールしていた。
会見で「今でしょう!」の誕生秘話を聞かれた林さんは、「いつだったか覚えていない状態だったんですが、たくさん聞かれるので、ちゃんと調べました」といい、09年に予備校の「高2東大現代文」の授業で発した言葉であることを明言。「『高2だから、まだいいやっ』ていってる生徒が多いんですが、『何を言っている? 優秀な連中は高2で完全に受験勉強終わっちゃって、1年浪人しているようなものだ』と。そして今、差がついちゃってるのがわかってるなら、じゃあ今やるしかないでしょって……っていう流れで話したのを確認しました」と名フレーズが生まれたきっかけを明かした(毎日新聞デジタル)
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