歌舞伎を中心とした日本の伝統文化の魅力を発信する「歌舞伎座ギャラリー」が22日、報道陣向けに公開された。建て替えられた歌舞伎座(東京都中央区)に併設された歌舞伎座タワー5階に新たに設けられた文化スポットで、24日にオープンする。
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歌舞伎座の屋上庭園を望むロケーションで、企画展が開催される展示スペースと約80人収容でトークショーなどが行われる木挽町ホールからなり、面積は330平方メートル。ホールのステージには前歌舞伎座の舞台として長年使用されたヒノキが使用されている。同じフロアには、屋上庭園のほか、歌舞伎の衣装を着て撮影ができる「スタジオアリス歌舞伎写真館」や、前月興行で撮影された歌舞伎役者のブロマイドやステーショナリー、書籍、DVDなどが販売されるショップ「お土産処 楽座」、日本茶喫茶「寿月堂 銀座歌舞伎座店」がある。
オープニング企画展として「歌舞伎の美 春」と題して、春にまつわる歌舞伎の衣装や大道具、小道具を展示。歌舞伎の舞台設計図である「道具帳」コレクションや約40本のきらびやかな扇子が飾られている。ホールでは歌舞伎役者のトークショーや「女形ができるまで」の実演イベントも企画されている。
プレス向け発表会には歌舞伎役者の中村梅玉さんが登場。梅玉さんは「歌舞伎は世界に誇れる芸術。まだまだ日本にも歌舞伎をご覧になったことのない人がいらっしゃると思うので、まずは興味を持って足を運んでいただく入り口になれば」と期待していた。
企画展「歌舞伎の美 春」は、24日から6月30日までの午前10時~午後6時に開催。入場料は500円。(毎日新聞デジタル)
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