注目映画紹介:「アイアンマン3」 42体目のアーマーが登場 活躍の場面が見どころ

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 億万長者にして天才発明家のトニー・スターク(ロバート・ダウニーJr.さん)の活躍を描く人気シリーズ「アイアンマン」の最新作が26日に封切られた。「アベンジャーズ」で、アイアンマンをはじめとするヒーローたちが、人類滅亡の危機を食い止めてから1年。エイリアン軍団と壮絶なバトルを繰り広げたアイアンマン=トニー・スタークは、その後遺症で見えざる敵の脅威におびえ、一心不乱に新型アイアンマンスーツの開発に取り組んでいた。そんな中、テロリスト“マンダリン”(ベン・キングズレーさん)がトニーに襲いかかり、トニーはまたもやヒーローとしての力を試されることになる。

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 毎度のことながら、装着することでトニーがアイアンマンに変身できるアーマーの進化には驚かされる。7体目が登場した「アベンジャーズ」に対して、今作には42体目のアーマーが登場する。それほどたくさんのアーマーを開発せざるを得なかったトニーの危うい精神状態と、何体もあるアーマーがどのように登場し利用されるかが、今作における見どころの一つだ。

 今後、14年正月公開の「マイティ・ソー/ダーク・ワールド」、14年ゴールデンウイーク公開の「キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー(原題)」、14年9月の「ガ−ディアン・オブ・ギャラクシー(原題)」、そして、15年ゴールデンウイーク公開の「アベンジャーズ2(仮題)」とアイアンマンの活躍は続いていく。よくまあ引っ張るものだと感心するが、ともかくエンドロールのあとには、このシリーズお約束の“お楽しみ”が待っているので、最後まで席は立たないように。監督と脚本は「リーサル・ウェポン」(87年)の脚本、あるいは「キスキス,バンバン」(05年)の監督・脚本として知られるシェーン・ブラックさん。「アイアンマン」シリーズの前作までのジョン・ファヴロー監督(トニーの運転手兼ボディガード、ハッピー・ホーガン役)は、今回は製作総指揮としてバックアップに回っている。26日からTOHOシネマズ日劇(東京都千代田区)ほか全国で公開中。3D同時公開。(りんたいこ/毎日新聞デジタル)

 <プロフィル>

 りん・たいこ=教育雑誌の編集、編集プロダクションをへてフリーライターに。映画にまつわる仕事を中心に活動中。最近、抜いた歯を、根元の治療をしたあと再び戻す“再植”というすごい体験をした。

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