TSUTAYAで加盟店にゲームソフトの商品提案をしているマーチャンダイザー(MD)の松尾武人さん。バイヤー歴10年以上の松尾さんは、その経験からソフトの特徴に合わせた商品展開を得意としている。ベテランバイヤーがヒットの流れを解析し、今後の動きを予想する。
ウナギノボリ
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新作タイトルがほとんどなく全体的に売り上げも低調。トップは定番の「トモダチコレクション 新生活」(3DS、任天堂)でした。2位以降は「バイオハザード リベレーションズ アンベールド エディション」(PS3、カプコン)、「仮面ライダー バトライド・ウォー」(同、バンダイナムコゲームス)が続きました。「仮面ライダー」は品薄が続いてきましたが、ようやく在庫が追い付きつつあります。
トップは新作の「ドンキーコング リターンズ3D」(3DS、任天堂)と予想。低年齢層を中心とした新規ユーザーにうってつけの良質のアクションで大いに期待できそう。発売日にこだわらない低年齢層を取り込めることから、この夏いっぱいはロングセラータイトルとして存在感を示すでしょう。2位は「超速変形ジャイロゼッター3DS アルバロスの翼」(同、スクウェア・エニックス)、3位には「トモダチコレクション 新生活」(同、任天堂)が残るとみています。
1位 トモダチコレクション 新生活(3DS)
2位 バイオハザード リベレーションズ アンベールド エディション(PS3)
3位 仮面ライダー バトライド・ウォー(PS3)
4位 真・女神転生4(3DS)
5位 テラリア(PS3)
6位 ヴァルハラナイツ3(Vita)
7位 ルイージマンション2(3DS)
8位 とびだせ どうぶつの森(3DS)
9位 サモンナイト5(PSP)
10位 ドラゴンズドグマ:ダークアリズン
松尾武人(まつお・たけと) TSUTAYAゲームリサイクル企画グループ リーダー
「GAME TSUTAYA」加盟約500店に新作ゲームの商品提案をするマーチャンダイザー。96年から家電量販店でゲームのバイヤーを担当。02年にTSUTAYA入社後も一貫してバイヤーの道を歩んできた。ネオジオCDを2台購入したほどの格闘ゲーム好きだったが、現在は携帯版ドラクエなどで遊ぶ日々が続いている。
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