お笑いコンビ「よゐこ」の有野晋哉さんが古いコンピューターゲーム（レトロゲーム）のクリアを目指す姿を追うバラエティー番組「ゲームセンターCX」（フジテレビONE）が放送10周年を迎えることを記念して、映画化されることが14日、明らかになった。同日、フジテレビ本社（東京都港区）で開かれた会見で発表されたもので、日本武道館（東京都千代田区）でイベントが開催されることも決定した。有野さんは武道館のイベントについて「久しぶりにお客さんの前でゲームをやる。ミスをしたときの怒号を1万人分聞くプレッシャーに耐えたい」と意気込みを語っていた。

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　「ゲームセンターCX」は03年11月に放送を開始したバラエティー番組で、有野さんが架空に企業の課長に扮（ふん）し、「グラディウス」「魔界村」「たけしの挑戦状」など難易度が高いことで知られるレトロゲームに挑戦する。番組のDVDボックスは、9巻までで累計50万セット以上の売り上げを誇っている。CS放送のフジテレビONEで隔週木曜深夜0時から放送中。

　映画は「ゲームセンターCX　THE　MOVIE」と題して14年春に公開予定。イベント「ゲームセンターCX　有野の挑戦　in　武道館」は11月5日に開催予定で、有野さんが観衆を前にゲームに挑戦する。さらに、パリで開催される日本文化を紹介するイベント「JAPAN EXPO（ジャパン・エキスポ）2013」に参戦することも発表された。

　映画の内容などは今後、発表される予定で、有野さんは「今日、分かったのはミュージカルじゃないことくらいかな」と少し困惑した様子で「共演者は矢口真里さんがいいです！　前言撤回です。長澤まさみさんがいいです！」と内容に注文をつけた。

　菅剛史プロデューサーは映画化について「ファミコン世代の『ALWAYS 三丁目の夕日』にしようか……と今思いました」とあいまいに説明。有野さんは「僕の役は妻夫木聡さんかオダギリジョーさんにやってもらいたい」と希望を伝えた。（毎日新聞デジタル）